月別アーカイブ: 2024年5月

バロン・ソルクア・モスカテル

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いらっしゃいませ。
川崎、元住吉のBARハイドアウトマティーニです。

長期熟成極甘口シェリーワインです。
シェリーワインはスペイン、アンダルシア州で作られる酒精強化ワイン。
『モスカテル』はブドウ品種の名前でもあり同時にシェリーワインのカテゴリー名でもありますが、天日干しにしたマスカット種の白ブドウを原料にして発酵を糖濃度を残した状態で止める極甘口のシェリーワイン。
シェリーワインのブドウ品種の中で最も香りの個性が強いとされ、生産量も全体の1%ほどとレアなカテゴリーとなります。

『ボデガス・バロン』はサンルーカル・デ・バラメダと言う海寄りの地域にある家族経営の作り手で、『ソルクア シリーズ』は同社の最上級ラインナップ。
モスカテル自体がデザートワイン的な感覚なので食後酒としても秀逸ですが、最近はウイスキーの熟成樽にも使用されるケースもあり且つ30年と言う長期熟成品となりますのでウイスキー好きの方も知っておいて損は無いと思います。

なおシェリーについての詳しい説明はこちらをご参考ください。

シェリーについて

The Bar Hideout Martini ~ザ・バー・ハイドアウト・マティーニ~

〒211-0025 神奈川県川崎市中原区木月3-8-17 TS店舗2F
東急東横線 元住吉駅西口より徒歩5分
TEL:044-820-6956
※営業中はお電話に出る事が出来ない場合がございます。
※少人数向けに特化したBARとなっております。大人数(5人以上)でのご来店は平常時のサービスが出来兼ねますのでお控えください。
定休日:不定休
公式ホームページ:http://hideout-martini.com/k

シェリー・コブラ―

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川崎、元住吉のBARハイドアウトマティーニです。

『コブラー』はカクテルスタイルのひとつで、クラッシュアイスにアルコールと砂糖、季節のフルーツやミントなどを添えたもので、『シェリー・コブラー』は製氷機が発明された19世紀頃にアメリカで流行したカクテルです。

クラシックカクテルかつスタンダードなカクテルながら意外と知られていませんが、先日紹介しましたイノセンテ·フィノにフルーツフレーバーと地中海風ハーブの香りを乗せたイメージでお作りします。
モヒート、カイピリーニャのように清涼感があり、シェリーワインを使用する分アルコールも抑えめですので知れば気に入る方も多いのではないかと思います。

なお、もう少しアルコール感が欲しい方はウイスキーやブランデー、またはラムやジン等のスピリッツに置き換えても良いかと思います。

バルデスピノ・イノセンテ・フィノ
マラスキーノ
キュラソー
リモンチェッロ
ミントリキュール
グリオッティン
ミント
タイム
ローズマリー

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バルデスピノ・イノセンテ・フィノ

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川崎、元住吉のBARハイドアウトマティーニです。

シェリーワインはスペイン、アンダルシア州で作られる酒精強化ワインで『フィノ』は酵母の膜の下で発酵が行われるシェリーワインのカテゴリーのひとつ。
パロミノと言う白ブドウから作られる白ワインですが一般的なスティルワインとは製法が全く異なり、アーモンドの様な香りと、パン生地の様なニュアンスが特徴的な辛口シェリーの代名詞としても良く知られています。

日本で単体で飲むシェリーワインと言うと概ねフィノが多いかと思われ、探偵物語の工藤俊作が事あるごとに『ティオ・ペペ』と言う銘柄のフィノシェリーを飲んでいるシーンで覚えている人も居るかと思います。
またスコッチウイスキーで伝統的に使用されているシェリー樽はオロロソと言うカテゴリーのシェリーワインで、マッカランなどが使用している事で有名です。

バルデスピノは13世紀頃からワイン造りを行っている作り手で『イノセンテ』はマチャルヌードと言う最も高品質とされる単一畑のブドウを使用し10年の熟成を経たもの。(*一般的な熟成期間は3~6年程度)

カクテルにも使用しますが、一般的なフィノ・シェリーよりも複雑で深い味わいが特徴的ですので単体で飲んでも十分に飲みごたえがあるかと思います。

なおシェリーについての詳しい説明はこちらをご参照ください。

シェリーについて

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レミーマルタン1738 アコード・ロイヤル

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川崎、元住吉のBARハイドアウトマティーニです。

レミーマルタンは1724年設立のコニャックメーカーでフィーヌ・シャンパーニュ(グラン・シャンパーニュとプティット・シャンパーニュ)に特化しており、底に沈殿したブドウのカスも一緒に蒸留する特殊な方式で重厚な酒質になるとされています。

1738アコード・ロイヤルは1738年にフランス王ルイ15世がレミーマルタンのクラフトマンシップを称えアコード・ロイヤルの称号を授与する勅令に由来し、平均熟成年数4~20年のブレンド。ノーマルVSOPの上位互換とかVSOPとXOの間くらいのイメージかと思います。

また、不明な用語などある場合は下記の記事をご参照ください。

ブランデーについて

コニャックについて

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サイドカー

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川崎、元住吉のBARハイドアウトマティーニです。

サイドカーはスタンダードカクテルのひとつ。
1933年、パリのバーテンダーがホワイトレディをフランス人向けに改良したカクテルとされ、ブランデーをベースにキュラソーとレモンジュースをシェークして作るカクテルとなっております。

クラシックカクテルには度々対比する2つの意味の『カクテル言葉』なるものが存在したりしますが、サイドカーに関しては側車付き二輪車。バイクの横に設置する車両『サイドカー』に由来し、ポジティブな意味では『いつまでも一緒』と言うプロポーズの願掛け的な意味。ネガティブな意味では事故を起こした場合サイドカー側の方が被害が大きい事を口当たりの良さと酔いつぶれやすさに皮肉を掛けた意味となっております。

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ジェラス10年

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川崎、元住吉のBARハイドアウトマティーニです。

アルマニャックはフランス南西部のアルマニャック地方で生産されるブランデーです。
コニャックとは産地違いですが、二大フレンチブランデーの一つとなります。

『ジェラス』はアルマニャックの一銘柄で1865年の会社設立より現在まで同族経営をしておりヴィンテージ品については1875年物から保有している古酒のスペシャリストとして知られています。

最近はウイスキーブームでブランデーに重点を置いているBARも多くはなく特にアルマニャックはマイナーな部類に入りますが、10年はジェラスのスタンダード品でカクテルなどにも使用したりしますのでアルマニャックの入り口としてもお勧めしたりしております。

なおアルマニャックはコニャックと比較すると
アルマニャック:半連続式蒸留、力強い、野生味がある、男性的
コニャック:単式蒸留、繊細、華やか、女性的
と形容される事があります。

ウイスキー好きの方がマンネリ化している時などにブランデーをと言う提案も当店では良く行いますが、例えばノアーズミルやブラントンなどのプレミアム系バーボンが好きな方、またはエドラダワーのような力強い系のシングルモルトなど好きな方はもしかするとアルマニャックは相性が良いかも知れません。

また、不明な用語などある場合は下記の記事をご参照ください。

ブランデーについて

アルマニャックについて

 

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ロシット・アーキヴィスト

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川崎、元住吉のBARハイドアウトマティーニです。

かつて実在したものの現在は失われた蒸留所のレシピを現代に蘇らせると言うコンセプトのボトラーズ会社『ロスト・ディスティラリー・カンパニー』のリリースするブレンデッドモルト。

『ロシット』はかつて1817~1860年頃アイラ島に存在した蒸留所で、アイラ島の評判を『密輸入者の開拓地』から『ウイスキー業界の主要勢力』へと変える一翼を担った最大級かつ最も長く存続した農場蒸留所と記録されているそうです。

閉鎖後はカリラのボトル貯蔵庫として暫く使われていたそうですが、古いウイスキーもレシピも残されておらずDNA解析なども行えない状況の中、再現に当っては書物による記録を頼りにグラスゴー大学教授監修のもと時代背景、現存する近隣蒸留所の設備環境など、いくつかの項目を科学的に検証→推理→再構築するようなイメージで様々なシングルモルトをブレンドしているようです。

具体的なキーモルトの銘柄など未公開ですが、アーキヴィストは同ブランドのプレミアムレンジで平均15~18年熟成。
公式のテイスティングコメントによるとスモーキー、潮風、南国フルーツなどのニュアンスが特徴的なフルーティアイラ。
フェノール値はそこまで高くなさそうですが、逆に言えば他のニュアンスを感じ取りやすい一本かと思います。

 

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ミント・ジュレップ(ライウイスキー使用)

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『ミント・ジュレップ』はケンタッキーダービー公式ドリンクと言う事でバーボンベース(ウッドフォードリザーブ)のスタンダードカクテルとされていますが、発祥に関しての記録が定かではなくバーボンが誕生する前からバージニア州で飲まれていたと言う説もあり意見が分かれる事があります。

ちなみにバーボン誕生より以前にアメリカで愛飲されていたのは『ライウイスキー』。
バージニア州では1700年代からライウイスキーの生産が盛んになったこともありミントジュレップが飲みだされた頃が18世紀後半~19世紀前半だったと言う部分にも合致します。
なお今回使用するオールド・オーバーホルトはペンシルバニア州産ですが、アメリカ最古のウイスキー蒸留所としても知られバージニア州とともにライウイスキーの産地として有名です。

カクテルの歴史はミントジュレップに限らず結構あいまいな部分もありますが、味的な話をするとライウイスキーはバーボンウイスキーに比べてドライでスパイシー。
また通常ミントジュレップ(他にもモヒートなど)に使用する炭酸はミントの風味を浸透圧で抽出するためのもので炭酸飲料にする目的ではないのですが、ミントの香りの抽出はアルコールでも可能なので今回は炭酸飲料としてのカクテルにアレンジしています。

今回のミントジュレップは歴史的な話ととにかく『清涼感』に全振りする形での紹介でしたが、炭酸飲料にするしないの選択やベースを普通にバーボン、他のライウイスキーに置き換えても良いと思います。

オールド・オーバーホルト・ライ(または好みのバーボン等)
ペパー・ミント
パウダー・シュガー
プレーンソーダ

 

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ミント・ジュレップ

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川崎、元住吉のBARハイドアウトマティーニです。

『ミント・ジュレップ』は5月4日のケンタッキーダービー公式ドリンクとして有名なバーボンベースのスタンダードカクテル。
公式指定バーボンはウッド・フォード・リザーブ。
本来、清涼感のあるカクテルなので金属製カップなどで冷やして作られる事が多いかと思いますが、ウッド・フォード・リザーブの個性を失わせないように極端に冷やしすぎない形でお作りします。
ウッド・フォード・リザーブを使用しながら逆のベクトルに進んだミントジュレップ。
金属カップでバキバキに冷やしたミントジュレップもありますが、それはまた別の機会にご紹介します。

ウッド・フォード・リザーブ
スペア・ミント
カリブ・カナデュ
グリオッティン(液体部分)
ペイショーズビターズ

 

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