◆ブランデー

アルマニャックについて

いらっしゃいませ。
川崎、元住吉のBARハイドアウトマティーニです。

『アルマニャック』は大規模生産をしているメーカーが少なくフランス国内消費に留まっているケースが多いので日本においてはコニャック以上にマイナーですが、カテゴリーとしてはコニャックと並ぶ2大フレンチブランデーの一つ。
また知名度の低さとは裏腹に実はコニャックよりも歴史は古いとされ、ブランデーがブランデーと呼ばれる事となる以前の14~15世紀頃から『オー・ド・ヴィ』として存在するとも言われております。

コニャックとは同じフランス国内生産ですが、製法は異なるAOCで規定されています。

①土壌の違い
◆バ・アルマニャック
・・・酸性の粘土質土壌。フルーティなブドウが栽培される最良の土壌とされる。

◆アルマニャック・テナレーズ
・・・年度石灰質の土壌。バ・アルマニャックに次いで優秀とされる。

◆オー・アルマニャック
・・・石灰質土壌。

(*コニャックが石灰質土壌が優良とされるのに対し、アルマニャックは粘土質土壌が優良とされる傾向があります)

②ブドウ品種について
アルマニャック用のブドウは主にユニブラン、フォルブランシュ、コロンバール、バコなどの品種が使用されます。

③蒸留について
『アルマニャック型』と言う連続式蒸留器で1回。
ちなみに昔はアルマニャックも単式蒸留で作られていたそうですが、1800年代頃から現在のものに変わったそうです。

④熟成について
2005年の新規定でブランシュ・アルマニャックと言う樽熟成を行わないものも加わったそうですが、熟成するものに関する基準はフレンチオーク(リムーザン産やガスコーニュ産など)で最低1年(コント1以上)から出荷可能。
VS・・・1年~
VSOP・・・4年~
XO・・・10年以上

コニャックが繊細で女性的と形容されるのに対し、アルマニャックは野趣で男性的と形容されます。
フレンチブランデーとしてはマイナーな部類ですが、ウイスキー好きの方がブランデーに入る場合アルマニャックからと言うのも良いかも知れません。

The Bar Hideout Martini ~ザ・バー・ハイドアウト・マティーニ~

〒211-0025 神奈川県川崎市中原区木月3-8-17 TS店舗2F
東急東横線 元住吉駅西口より徒歩5分
TEL:044-820-6956
※営業中はお電話に出る事が出来ない場合がございます。
※少人数向けに特化したBARとなっております。大人数(5人以上)でのご来店は平常時のサービスが出来兼ねますのでお控えください。
定休日:不定休
公式ホームページ:http://hideout-martini.com/k

コニャックについて

いらっしゃいませ。
川崎、元住吉のBARハイドアウトマティーニです。

『コニャック』はフランスのコニャックと言う町に因んで名づけられたフレンチブランデーの一種です。
ブランデーと言う単語が生まれる以前よりフランスでは『オー・ド・ヴィ』の名称で蒸留酒が作られていましたが、コニャック地方でオー・ド・ヴィが作られるようになったのは16世紀頃。
オランダ商人が買い付けたフランスワインを自国に持ち帰る目的で蒸留を行った頃と近いくらいの時代だそうです。

その後
17世紀になって2回蒸留や樽熟成と言う概念などが加わり、初のコニャックブランド(オージエ)が創設。
18世紀には輸出が開始。
19世紀にはフィロキセラによるブドウの被害が大いながらも現在稼働中の大手コニャックブランドが続々と創立。
20世紀にフィロキセラ対策で主要ブドウ品種が置き換わり、コニャックのAOCも確立され現在に。

製法についてはAOCと言うフランスのワインやチーズなどの農業製品の品質保証に認証制度、いわゆる原産地呼称によって規定されています。

①土壌の違い
◆グランド・シャンパーニュ
・・・石灰質土壌で薫り高く上品なブドウが栽培される最良の土壌とされる。

◆プティット・シャンパーニュ
・・・グランド・シャンパーニュに次いで優秀とされる土壌。

◆ボルドリ―
・・・6区分の中で最も小さい土壌。グランシャンパーニュとプティットシャンパーニュとも異なる特徴があり高評価。

◆ファン・ボア
・・・赤味がかった粘土質の土壌。早期熟成で軽快なものが多かったり、ブレンドに回されるケースが多い。

◆ボン・ボア
・・・土壌が貧弱とされている。

◆ボア・ゾルディネール
・・・砂地の土壌。荒い風味のブランデー。

(*大雑把にまとめたものですが、例外的なケースもあるので一概にランク分けがされている訳ではありません)

②ブドウ品種について
コニャック用のブドウは主にユニブラン、フォルブランシュ、コロンバールなどの品種が使用されます。
ワイン単体としてはあまり消費される事はありませんが、発酵の段階でアルコール度数が高くなりすぎないように酸味が強く糖濃度が低いものが選ばれます。、

③蒸留について
『シャラント型』と言うコニャック製造で伝統的な銅製の単式蒸留器で2回。

④熟成について
フレンチオーク(リムーザン産やトロンセ産など)で最低2年(コント2以上)
VS・・・2~3年
VSOP・・・4~5年
ナポレオン・・・6~9年
XO・・・10年以上

興味ある方は是非お試しください。

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ブランデーについて

いらっしゃいませ。
川崎、元住吉のBARハイドアウトマティーニです。

ブランデーと言うと『コニャック』という単語を連想しブドウを原料作られるものと言う認識が一般的かと思いますが、正確には果物を原料に蒸留したものの総称で、ブドウを原料に作られれば『グレープ・ブランデー』、リンゴを原料に作られれば『アップル・ブランデー』。
『コニャック』に関してはフランスのコニャック地方でAOC(原産地呼称)の規制の下で作られるブランデーと言う事になります。

ブランデーの語源はBrandwijn(焼いたワインという意味)
フランスのワインを買い付けたオランダ商人がそのまま持ち帰ると腐敗してしまうので一度蒸留して自国へ持ち帰ると言った行為に由来すると言われています。
その後イギリスへと伝来の流れで読み方が訛り、最終的に現在のブランデーと言う単語になったと言われています。
なお、フランスではブランデーではなく『オー・ド・ヴィー(命の水)』と呼ばれており、ウイスキーの語源である『ウシュクベ』などと同じような語源となっています。

ちなみにウイスキーと何が違うかと言う対比の対象にもなったりしますが、ウイスキーが穀物を原料に蒸留して樽熟成したもの。と言うのに対し、ブランデーは果物を原料に蒸留したもので原産地呼称等の製法要件となっている場合を除き樽熟成は必須ではないと言うところで異なるかと思います。

また熟成年数について年数表記となっている場合もありますが、『コント』と言う等級単位で分類されていたりします。
コントの周期は毎年4/1~翌3/31までを一年とし、
蒸留した年をコント00~コント0
樽熟成1年目完了でコント1
2年目完了でコント2
3年目完了でコント3
と言ったように数えます。

よくある等級表記では
VS(ベリー・スペシャル)
VSOP(ベリー・スペリオール・オールド・ペール)
ナポレオン
XO(エクストラ・オールド)
などがありますが、それぞれが何年熟成なのかなどについてはAOC規定があるものと、生産者の独自基準で記載しているものと異なる場合があります。

なお飲み方としては一般的にストレートが推奨されておりますが、ひとえにブランデーと言っても様々な種類がありますので何をどう楽しむかは色々と試してみると良いのではないかと思います。

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レミーマルタン1738 アコード・ロイヤル

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いらっしゃいませ。
川崎、元住吉のBARハイドアウトマティーニです。

レミーマルタンは1724年設立のコニャックメーカーでフィーヌ・シャンパーニュ(グラン・シャンパーニュとプティット・シャンパーニュ)に特化しており、底に沈殿したブドウのカスも一緒に蒸留する特殊な方式で重厚な酒質になるとされています。

1738アコード・ロイヤルは1738年にフランス王ルイ15世がレミーマルタンのクラフトマンシップを称えアコード・ロイヤルの称号を授与する勅令に由来し、平均熟成年数4~20年のブレンド。ノーマルVSOPの上位互換とかVSOPとXOの間くらいのイメージかと思います。

また、不明な用語などある場合は下記の記事をご参照ください。

ブランデーについて

コニャックについて

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ジェラス10年

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川崎、元住吉のBARハイドアウトマティーニです。

アルマニャックはフランス南西部のアルマニャック地方で生産されるブランデーです。
コニャックとは産地違いですが、二大フレンチブランデーの一つとなります。

『ジェラス』はアルマニャックの一銘柄で1865年の会社設立より現在まで同族経営をしておりヴィンテージ品については1875年物から保有している古酒のスペシャリストとして知られています。

最近はウイスキーブームでブランデーに重点を置いているBARも多くはなく特にアルマニャックはマイナーな部類に入りますが、10年はジェラスのスタンダード品でカクテルなどにも使用したりしますのでアルマニャックの入り口としてもお勧めしたりしております。

なおアルマニャックはコニャックと比較すると
アルマニャック:半連続式蒸留、力強い、野生味がある、男性的
コニャック:単式蒸留、繊細、華やか、女性的
と形容される事があります。

ウイスキー好きの方がマンネリ化している時などにブランデーをと言う提案も当店では良く行いますが、例えばノアーズミルやブラントンなどのプレミアム系バーボンが好きな方、またはエドラダワーのような力強い系のシングルモルトなど好きな方はもしかするとアルマニャックは相性が良いかも知れません。

また、不明な用語などある場合は下記の記事をご参照ください。

ブランデーについて

アルマニャックについて

 

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ケイデン・ヘッド アルマニャック・テナレーズ 1990

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スコットランド最古のインディペンデンスボトラーとされる『ケイデン・ヘッド社』がリリースしたアルマニャックブランデー。
アルマニャックはコニャックと並ぶフランスの二大ブランデー産地で、コニャックを繊細で女性的とするとアルマニャックは力強く男性的と対比されます。
アルマニャックにも土壌の区分があり一般的には『バ・アルマニャック』と言う土壌で作られたブドウを使用しフルーティなものが多いですが、テナレーズのブドウはスミレの様な花を思わせる香りが特徴的。

 

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アイテム紹介

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ブランデーの案内です。

◆テセロン LOT60 ザ・グレートスモーカー

テセロンは1905年設立のコニャックメーカー。
世界に流通しているコニャックの熟成度合いはスリースター~VSOPが90%と一般的ですが、テセロン社は残り10%のコニャック生産に集中し世界最高の古酒専門メーカーともいわれています。
LOT60は『グレートスモーカー』とつけられていますが、元イギリスの首相、ウインストン・チャーチルに由来し、当時ウインストン・チャーチルがサヴォイ・ホテルで嗜んでいたサヴォイ・リザーブを同社のストックをブレンドする事で再現したもの。
ウインストン・チャーチルはシガー愛好家としても知られますが、LOT60はシガーとのマッチングとして決定版とも言えます。

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◆ヴォルフヴェルジェール・フルール・ド・ビエール

フランス、ヴォルフヴェルジェール社のリリースする世界でも珍しいビールのオードヴィ。
濃厚なビールを銅製のポットスチルで蒸留。
ヴォルフベルジェール社独自の伝統秘法により、ホップのフルーティな香りが特徴的。
ブランデーベースのカクテルなどのアレンジの他、普通のスピリッツ感覚で使用するなどすると、スタンダードのカクテルも一風変わります。

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◆マルキ・ド・サン・ループ 40年 オー・ド・ヴィー・ド・シードル

フランス産、カルバドス。に、なれなかったリンゴの蒸留酒。
と言っても、低級なものでは全くありません。
この原酒はカルバドスでも評価の高いペイドージュ地区にある生産者である“クリスチャン・ドルーアン社”の原酒で、本来はカルヴァドスとして作られた所、アペラシオンの規定である40%を割り込む37.5度で完成。
本来であればブレンド商品などに回される所ではあるものの、度数の制限を見なければリンゴの蒸留酒として十分な資質を備え、単体でも素晴らしい出来だったため、品質がさらに完璧な状態になるまで熟成され、商品化されたもの。
度数規定によりカルバドスを名乗れずない為に“オー・ド・ヴィー・ド・シードル”としてのリリースになりますが、カルバドスでも滅多にお目にかかれない40年長期熟成品のオード・ヴィとして考えると、比較的リーズナブルとも言えます。

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◆シボーナ・シェリー・ウッド・フィニッシュ

イタリア産グラッパ。
グラッパは果汁から作るブランデーやワインを製造した後のブドウの絞り粕を原料に作るブランデーの一種で、『シボーナ』はピエモンテ州アルバ近郊で数百年前よりグラッパを蒸留する歴史ある蒸留所として知られています。
ネッビオーロでできたグラッパを数年間樽熟成させたのち、スペインで評判のワイナリーのシェリー樽に数ヶ月熟成させたグラッパです。

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