◆アラカルト

ドラゴンフルーツのカクテル

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いらっしゃいませ。
川崎、元住吉のBARハイドアウトマティーニです。

元住吉で営業していてフルーツカクテルを所望する方、珍しいものを要求する方は多いですが、半面で味覚の幅が極端に狭い方が多く少し変わったフルーツを使用すると直ぐに拒絶反応を示す方が多いように思います。

他の店で勤めていた際にも2〜3品くらい嫌いなものがある程度の話なら何処の街にも一定数ありましたが、さすがに『アルコールが苦手、甘いのが苦手、炭酸が苦手、フルーツ全般が苦手、トマトなどの野菜系も苦手、コーヒー紅茶関係も苦手、スパイスやハーブ関連も苦手、牛乳や生クリームなど乳製品も苦手、水も苦手』『でも変わったものが飲みたい』と言う方が何人も居られると言うのは元住吉が初の体験ではありました。

正直『水まで苦手』とか言われると『今まで何を摂取して生きてきたのか』と言った事や『狂犬病じゃあるまいし』と思ったりもします。

意外とそう言う方と言うのは都内や海外などに頻繁に出かけていて色々な食文化に触れていると『自称』しているケースが多いですが、よくよく聞いてみると素材の味が前面に押し出されていない系の飲み物。つまりフルーツフレーバーの付いた『缶ジュース』や『缶チューハイ』的なものは普通に飲めるそうです。

そもそも当店ではアルコールが弱い方の逃げ場としてのフルーツカクテルを出すつもりは毛頭ありませんが、フレッシュフルーツカクテルとして出す以上は当然フルーツの味がメインにはなりますので個性的なものが苦手な方には不向きかと思います。

とは言えそれでも懲りずにフルーツカクテルを要求する人々は絶えることがありませんので渋々でも季節毎に1種類くらいは扱いますが、元住吉に於いてカクテルとして出せるフルーツとは『イチゴ』『桃』など、おそらく『缶チューハイ』の味としても販売されていて味の想像が容易なものに限られるように思います。
あと漢字を使用しないなど。

ですので『ドラゴンフルーツ』は一般家庭の果物としては珍しいかも知れませんがBARに於いては特段珍しくも無く、今日びフルーツを扱ってるBARなら時期になれば何処にでもあるものと私は思いますが元住吉で10年営業していると『ドラゴンボール』と勘違いされて一方的に訳のわからん方向性に持ってかれそうなので出したくても出す機会の少なかったカクテルではあります。
オタクは興奮すると人の話を聞かなくて困ります。

ちなみに元住吉の商店街通りは店の入れ替わりも多く、よくある意見としては『次は今までに無かった店が出来たら良い』と言う方は多いですが、珍しい店が出来たところで何人がその善し悪しを理解出来るのかと思っています。

BARの話でするなら万人が理解しやすいありきたりな店が多かったりするのも正にそういう事だと思います。

そんな訳でドラゴンフルーツを使用する時点で元住吉住民に対する嫌がらせになってはしまいますが、ドラゴンフルーツのカクテルとチャームはそのアラカルト。
そしてベースに使うものもウォッカやジンなどクセが無かったりありきたりなものはチョイスしてあげません。
アブサンです。

ドラゴンフルーツは洋梨とキウイフルーツの中間くらいで突出した個性が乏しいもののビタミンが豊富なフルーツ。
どちらかと言うと食感が楽しい部分があったりしますので、食感を残しつつ面白さは他の素材で生み出します。

ドラゴンフルーツと相性の良い食べ物として『ヨーグルト』が挙げられますが、クリームチーズを思わせる『ギリシャヨーグルト』

そしてチーズに意外と合うのがアブサン。

それだけだとスッキリしすぎなので、ウォールナッツリキュール。

理由あっての組み合わせですが悲しいかな、これはバーテンダーの自己満足でしかありません。

都内にも横浜にもアクセスしやすい土地柄で『ワンチャン東京24区民。ギリギリ横浜市民』を語り川崎の中でも選ばれた人種であるとマウントを取ろうとするものの、都合が悪くなれば『言うて元住吉』『しょせん川崎』の田舎者と卑屈になる。
都合によって自分の立ち位置を出したり引っ込めたりしながら器用に長生きすることだけ考えて生きてる死んだヤツらとは共感出来ない。
そんなフルーツカクテルです。

◆ドラゴンフルーツのカクテル
ウォールナッツリキュール
アブサン
ドラゴンフルーツ
ギリシャヨーグルト
蜂蜜
クルミ

◆ドラゴンフルーツとギリシャヨーグルトのアラカルト
ドラゴンフルーツ
ギリシャヨーグルト
クルミ
蜂蜜

あと最近は都内のBARでもフルーツカクテルを扱ってる店が少ないと言う話を聞くことがしばしばあります。

フルーツカクテルはアルコールに弱い人向けに集客を図るカクテルとしては優秀な部分があると思いますが、私に限らずクラシックカクテル好きのバーテンダーはフルーツカクテルに消極的な事もあるかと思います。

当店的にはあったらあったでカクテルの幅も広がりますし、良いこととは思いますが、別にフルーツ押しにするつもりも無いですし、やるにしてもあまりにもアルコールをないがしろにするのはどうかと思います。

ただ都内だ銀座だと謳いたがるゲストのアルコールに対する認識やBARを利用する側の美意識を見聞きする限りでは、それ以前に学園祭の出し物みたいなBARをプロの店と混同していたり、平間銀座とか戸越銀座と言った商店街としての銀座をいわゆる銀座と思い込んでいるだけであったり、そもそもファミレスのドリンクバーをBARと勘違いしてんじゃないの?
と思う事は多々あったりします。

The Bar Hideout Martini ~ザ・バー・ハイドアウト・マティーニ~

〒211-0025 神奈川県川崎市中原区木月3-8-17 TS店舗2F
東急東横線 元住吉駅西口より徒歩5分
TEL:044-820-6956
※営業中はお電話に出る事が出来ない場合がございます。
※少人数向けに特化したBARとなっております。大人数(5人以上)でのご来店は平常時のサービスが出来兼ねますのでお控えください。
定休日:月曜日
公式ホームページ:http://hideout-martini.com/k

カマンベールチーズとペアリングカクテル

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いらっしゃいませ。
川崎、元住吉のBARハイドアウトマティーニです。

オーセンティックバーに在るまじき低俗極まりないブログを書くと、どういうわけか女性受けが良かったりする事があります。

窮地に陥ってはブログを書き、回復したら過去の記録を無かった事にし、何とかかんとか乗り越えてきた実績と言うのはは悲しくも事実であり、店を10年継続できたのはバーとしての雰囲気でも私のバーテンダーとしての実力でも何でもなく、文章力ひとつと言っても過言ではありません。
淡々飄々と営業をしたいのに集客と売上の為に本意ではないブログを書くのは非常にストレスなもので、『嫌だ嫌だ』と思いハラが痛くなるなど体が拒絶しながらも正露丸を飲み、本日もポンポンペインに耐えてブログを書き続けております。

バーテンダーは如何なる時も大衆と同じ土俵に立ってはならない。と言うのは持論ですが、結局集客のためにブログを書かされている点においては彼らの挑発に乗ってしまっている形であり、もはや金が夢かも分からない暮らしと言って差し支えは無く如何に私が元住吉と言う街と相性が悪いかと言う事を痛感させられます。

ちなみに正露丸がラッパのマークなのは『戦場でハラが痛くても突撃せよ!』のメッセージがあるとかないとか。

◆カルヴァドスのマルティネス
ロゼベルモット
カルヴァドス
グリオッティン
ワインローズビターズ

チーズはフランス、ノルマンディー地方で作られる『元祖』のカマンベールチーズ。
 
そこに併せるのはチーズと同じくノルマンディー地方のブランデー、『カルヴァドス』を使用したマルティネスカクテルです。

ロゼベルモットは最近リリースされたものなので昔からあるカテゴリーではありませんがフィノシェリーとモスカテルシェリーとスペイン産赤ワインをベースに作られたベルモット。

ロゼワインとカマンベールチーズを併せる様なイメージで創作したカクテルです。

ところでブログが面白いと言う感想はあっても紹介しているドリンクのオーダーを受けた試しはほぼありません。
多分ドブネズミが自分と同じ目線にする為に私を這いつくばらせようとささやかなボイコットをしているのだと解釈しますが、残念ながら幾ら何をされたところで自己満足の世界で前向きに現実逃避をするだけで同じ目線で分かり合える日は永遠に訪れないでしょう。

昔、勤めていた頃の話ですが後輩に『貴方のやってることは只のオナニーですよ!』とキレられた事がありますが、正直反省はしません。
ビジネスの一説に『素人が客なのである』とありますが、そうなるとサービスは素人に寄せる必要が出てくる訳で、その意見を聞き入れたところで気の良い居酒屋のニーちゃんになるのがオチであって、バーテンダーは職業ではなく生き方だと言うのはビジネス論に対するアンチテーゼだと個人的な独断と偏見で思っています。

すなわち私が思う所では
バーテンダーはオナニーでいいじゃん。
お前みたいに余計な減らず口を叩くような女を無理に抱くくらいなら物言わぬダッチワイフでいいじゃん。
何なら自分自身がオカズでいいじゃん。
引かない。媚びない。顧みない。
だって俺ちゃんナルシストだもの。

そしてこんな考えだから安定を求める元住吉の人達と噛み合わないのだろうと思います。

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定休日:不定休
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自家製ラムレーズンバターとペアリングカクテル

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いらっしゃいませ。
川崎、元住吉のBARハイドアウトマティーニです。

◆自家製ラムレーズンバター

◆自家製ライ麦パン

◆マルサラマルティネス
マルサラワイン
ディスティラード·ディ·ウヴァ
サンブーカ
アンゴスチュラビターズ
アボットビターズ
コーヒー豆
グリオッティン

レーズンバターはロンサカパとペドロヒメネスに漬け込んだトンプソンレーズンを発酵バターに練り込んだもの。

ライ麦パンはドイツ式のプンパーニッケルを応用したもの。
市販のものは酸味が強いですが、ラムレーズンやチーズの付け合わせ用にリキュール等を加えてやや甘口に仕込んでいるものです。

どちらも単体でも味わい深く仕上げているつもりですが、組み合わせると一層引き立つかと思います。

ペアリングにはラム、ブランデー、ウイスキー、オロロソシェリー、スタウト、ダークエールなどが併せやすいですが、今回は少し捻ったカテゴリーのものを使用したカクテルでご紹介です。

『マルティネスカクテル』はジンとスウィートベルモットを使用した古いカクテルでマティーニの原型とされつつも、現在のマティーニとは対比率が逆となっておりベルモットをベースにオールドトムジンやジュネヴァを加えた甘口のカクテルでしかも製氷機などが珍しかった時代には温度も常温であったそうです。

現代ではジンをラムに変えた『ラムマルティネス』などのツイストも存在しますのでそれを併せても良いですが、その組み合わせは普通なのでベルモットをマルサラワインに、ジンをマルサラと同じくイタリアのディスティラードディウヴァ(グラッパとブランデーの中間)に置き換えたレシピ。

また近代ではマルティネスカクテルもステア等である程度『冷やす』方が主流かと思われますが、今回のレシピは敢えてスワリングのみの常温での提供。
理由はカクテルの材料的にクオリティの高いアイテムを使用しており香りも芳醇であるからと言う理由と、もう一つは温めたライ麦パンの上に乗せたレーズンバターは若干半溶けの状態となっている訳ですが、そこに冷たいドリンクを併せると口の中でバターが固まってしまい風味が落ちてしまうからです。
(※ちなみに写真のグラスはグラッパ専用グラスですが、本来は透明のグラッパのクセを抑え込むための形状なので樽熟整系のグラッパを入れるには合理的ではなく、あくまで写真映えの為に使ったものとなります。)

実営業でこう言った説明を面と向かってしようとすると興味無い人には大抵煙たがられるか、興味ありげな人の質問に答える形で説明してもどういうわけか途中で『素敵なお店ですね』とか『独身ですか?』とか『銀座でやってたんですか?』とか『綺麗なお肌ですね』とか突拍子も無い話をマシンガン的に仕掛けられ話の腰を折られてしまう事が多いので大体黙って出します。
とは言え仕掛けられてしまったからにはアタマを切り替えねばなりませんし客の言う事にいちいち目くじら立てても商売になりません。
北の国からの黒板五郎よろしく『私がまだ説明してる途中でしょうが!!』と、言いたいところではありますが、そう言った場合には極めてクレバーにこの様に回答します。
『素敵なのは知ってます。何いってんですかブン殴りますよ?』
『独身じゃなきゃ客の意向を無視して好き勝手出来ませんよ』
『銀座じゃありませんよ?だとしたら何なんです?』
『何で肌には触れて髪型には触れないんです?薄いから?ねえ。薄いから?』
と。

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定休日:月曜日
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ファーブルトン&ペアリングドリンク

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いらっしゃいませ。
川崎、元住吉のBARハイドアウトマティーニです。

前回は散々ウイスキーの飲み方について激った訳ですが、今日は逮捕後一日経過した広末●子ばりに少しづつ冷静さを取り戻しております。
ウイスキーに限らずクオリティの高いものはそのままストレートで飲んだ方が味も香りも文字通りストレートに感じる事が出来ます。
またウイスキーやブランデー、ウォッカ、ラム、ジン、テキーラなどの『スピリッツ=蒸留酒』はアルコール度数こそ高いものの分解されるのも早く、意外と悪酔いしなかったりします。
体質にもよりますが。

そしてストレートは氷を入れたり炭酸で割ったりしないので、時間経過で水っぽくなったり炭酸が抜けてしまうと言った事が無く、むしろアルコールに弱い方ほどストレートの方がじっくり最後まで楽しめるのでオススメしたりしています。

とは言えやはりアルコール40度を超えるようなものをおいそれと飲む。と言うのは初心者にとってキツイ部分もあるかと思います。
ですので初めてハードリカーのストレートを挑戦しようと言う方にはチャームでスイーツ的なものを用意する事もございます。

今回紹介のものは『ファーブルトン』
フランスのブルターニュ地方の伝統菓子でドライプルーンを小麦粉を砂糖と卵と牛乳で溶いたもので焼き包む、クレープをケーキ型にしたような洋菓子です。
用意しているものは自家製ですが、以前紹介した紅茶リキュール漬けのプルーンを使用し、風味付けにプルーンのブランデーを入れて焼いております。

併せるものはウイスキーでも良いですが、個人的にブランデーもお勧めです。
ブランデーも色々と幅広く奥深い部分があり多分どのブランデーでも合わせられるとは思いますが、今回は『カルヴァドス』とマッチングしてみました。

先日はディスりと言えるまでに散々言い散らかしましたが、今回は比較的おとなしめ。
人生において正論を言えば必ずしも報われるわけではなく『飴と鞭』を使い分ける臨機応変さが肝要です。

これは晩に夫婦喧嘩した夫が朝になったら手の平返しで優しくなる現象に似ています。
かつて彼女と部屋で『桃太郎電鉄』を興じていた際に、彼女に対し『キングボンビー』をなすりつけ、すぐさま『リニアカード』で逃走を図り、ゲラゲラと笑っていたら無言になる彼女。
慌てて甘いものを用意し、その足で風呂掃除を始め、ありとあらゆる方法で許しを請う訳です。
さながらゴールデンボンバーの『女々しくて』を彷彿とさせる出来事ですが、勝てば必ず楽しめるか。思った事、言いたい事を好き勝手に言えばそれで満足なのかと言うとそうではないと言う良い教訓かと思います。

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クリームチーズの味噌漬けとアブサン桜

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いらっしゃいませ。
川崎、元住吉のBARハイドアウトマティーニです。

『アブサン桜』ってなんだよ。
バカとブスほど東大に行けってか?

と、自分で突っ込みつつ、今日も今日とてドリンク毎にお出ししているチャームの案内ですが、これはクリームチーズを味噌漬けにしたものです。
合わせるドリンクとしてはウイスキーも良いですがブランデー、ジン、テキーラ、メスカル、マディラ、オロロソシェリー、ベルギー他ヨーロッパ系エールなどと相性良いかと思い用意しています。

またカシャーサや国産ラムなど焼酎を思わせるスピリッツの他に日本酒カクテルも合いますが、意外にチーズとアブサンという組み合わせも相性が良かったりします。

映画『いつかギラギラする日』の劇中では、安岡力也と萩原健一がアブサンのロックで乾杯する際にブルーチーズを併せているシーンがありますが、今回のマリアージュではアブサンと桜のカクテルにクリームチーズの味噌漬けを桜の葉と塩漬花で包んだものをマッチングしています。

◆カクテル
アブサン
桜コンセントレ
ギリシャヨーグルト

◆クリームチーズの味噌漬け
クリームチーズの味噌漬け
桜の葉
桜花塩漬

しかし、これだけあれやこれやと工夫を凝らしてインスタやらブログやら毎日投稿をして、しょうもないネタ的なものも含めベラベラベラベラとおしゃべりしても誰一人として下調べもせず『何でもいいんでオススメのもの』とか言っちゃうんだから、よっぽど飲食物に対して無頓着な人たちなんだろうなと思ったりします。

もしも仮にオシャレな空間に存在している自分に酔っているだけで誰がサービスしようが何を提供されようがどうでも良く、ただ高い金を支払ったと言う感想しか無いのだとするならバーテンダーは何のために切磋琢磨し技術や知識を向上させるのか。アルコールを介して明日の活力にしてもらう。そのために内装なりBGMなりを自分イズム的に作り込んだ店づくりをしている訳ではありますが、大衆・庶民でも低次元のサービスで満たされ『頭を使っている感』も無ければ『疲れている感』も無い。
そんな現代においてバーテンダーの存在意義とは何なのかを考えさせられます。

出せば出したで社交辞令的なテンプレートで『おいしいです』とか『素敵なお店ですね』とかは言われはしますけどね。
ショートカクテルを1時間も2時間も掛けられたらお褒めの言葉も狛犬の如く右から左に筒抜け、『ハイハイ。ソウデスカ』ってなもんです。
これが元住吉特有の話なら移転すれば事は解決するのですが果たしてどうなのか。
今は無心に自己満足的な研究を続けるばかりです。

あと前々から何度も言ってますが、良く『銀座ですか?』とか『何年やってるんですか?』と聞いてくる人が居ます。
それはそれでお答えするのは全然問題ありません。
しかし出したものを放置するなど、あまりにも飲食物に無頓着な状態で形式的に上記のような質問をしてくる人と言うのは察するに権威的な何かに屈服したい欲求があるのではないかと思います。
そういう人たちのために一つ言っておくと当店の屋号である『ハイドアウト』と言う文言は反体制のアジトが転じた『隠れ家』と言う意味もありますが、権威主義的な人たちに対するアンチテーゼの意味も込めてます。
金払いが良ければ良いと言うものではありません。
だからと言って卑屈になれば良いと言うものでもありません。
そこの所を理解して頂きたいものです。

 

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※営業中はお電話に出る事が出来ない場合がございます。
※少人数向けに特化したBARとなっております。大人数(5人以上)でのご来店は平常時のサービスが出来兼ねますのでお控えください。
定休日:不定休
公式ホームページ:http://hideout-martini.com/k

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ドライプルーンの紅茶リキュール漬けとペアリングカクテル

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いらっしゃいませ。
川崎、元住吉のBARハイドアウトマティーニです。

ドリンク毎にお出ししているチャームですが、これはドライプルーンを紅茶リキュールに漬けたものです。
正確にはプルーンブランデー+ダージリンリキュール+ミントリキュール+バニラシロップに漬けたものですが、これも様々なドリンクと好相性のチャームかと思います。

◆カクテル
オー・ド・ヴィ·ド·プルーン
ホワイトミントリキュール
ダージリンリキュール
バニラシロップ
自家製クレーム・ド・バルサミック

◆紅茶プルーン
オー・ド・ヴィ·ド·プルーン
ホワイトミントリキュール
ダージリンリキュール
バニラシロップ

 

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ドライフィグのラム酒漬けとペアリングカクテル

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いらっしゃいませ。
川崎、元住吉のBARハイドアウトマティーニです。

ドリンク毎にお出ししているチャームですが、これはドライいちじくをラムに漬けたものです。
正確にはラム+酒精強化ワイン+フレーバードシロップに漬けたものですが、色々なドリンクとも相性が良くハードリカーからノンアルコールまで、ほぼ何にでも併せられますが共通の材料を使用し飲むカクテルと食べるカクテルと言うイメージで併せてみたら。スタンダードカクテルでもツイストカクテルでもない、基礎の無い即興カクテル。ベースは少し田舎臭さを感じるアグリコールラムのカクテル。BGMは必ずしもジャズではなくエディ・コクラン+ジェリー・リー・ルイス+チャック・ベリーとか古いロックンロール・カクテルとか併せてみたら面白いのではないかと思います。

◆カクテル
アグリコールラム
ラプサンスーチョンインフュージョンウイスキー
スウィートマディラ
キャラメルシロップ
アボットビターズ

◆ラムいちじく
ドライイチジク
アグリコールラム
スウィートマディラ
キャラメルシロップ

と、言いつつ実際のところ、こう言ったトリッキーなものはあまり一般の方々には受け入れられにくく、例え極わずかのバー好きに『つまらない店』と叩かれたとしても無知な多数派に『オシャレな店』とだけ思わせておけば商売としては正しいのだと思います。
自称バー好きというのも所詮は赤の他人で無責任に好き勝手言うものですし、半面でイチジクのドライフルーツが存在すると言う時点で衝撃を受ける方も多く、そもそも『イチジク』が魚なのか虫なのかアダルトグッズなのか何なのかが分からないと言う方もそこそこに居られるのが当店における現実です。

そう言った現実を踏まえると大人しく普通のドライイチジクを出しておくか、さもなくばネーミングを『ズンドコベロンチョ』とか何だか分からない何かにした方が私も大根飯や乾パン。拾い食いメインの河川敷生活を強いられる心配も無くなるであろうと思ったりもします。
というか、そういう人たちからすると何を出すかは問題では無く、ただ単に『オシャレな店の内装』が在りさえすれば必ずしも私がバーカウンターに立つ必要性も無いのかも知れません。

まあ仮にそれが正解だとしても私はやるつもりが無いんですが。

 

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ハギスのミートローフ風 アイラモルトとオロロソソース添え

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いらっしゃいませ。
川崎、元住吉のBARハイドアウトマティーニです。

チャームでお出ししているものですが『ハギス』の紹介です。
ハギスはスコットランドの郷土料理で羊の肉や内臓系をミンチにし、ワイルドライスやオートミールなどと和えて胃袋に詰めて茹でたり蒸したりする料理です。
世界一マズい料理としてネタにされたりする事がありますが、恐らく食肉用ではない羊肉を使用したり下処理やスパイスで臭み消しなどを行わなかったりするとそうなのでは無かろうかと思います。
スコットランドの郷土料理なだけあってウイスキー(特にアイラ系)のものと相性が良いとして知られていたりもします。
当店では小分けして提供する関係で胃袋詰めでは無くミートローフ風にしたもの。
イメージ画像としてみんな大好きハイボールを添えてみましたが、スコッチウイスキー以外にもスタウト系のビールのチャームとしてお出ししたりもします。
なお普通に食べたい人は単体としてオーダー頂ければお出しも可能です。
ただコッテリ系でクセの強い食べ物なので柑橘系でサッパリしたカクテルとか合わないと思われる飲み物は結構あるかと思います。
とは言えブリのタタキにカルーアミルクの組み合わせとか普通に食べそうな勢いの人とか普通に居たりするので多分こちらが思うほど誰も気にせずムシャムシャ食べてしまいそうな気もしますが。

例えば『オイ。俺のゲロ飲んだら。10円やるぜ?』
と、東京レディオクラブのボンビー君みたいな事を言われたとしましょう。
恐らく特定の業界の方以外は『だが断わる!』となるはずです。
しかし他人のゲロは拒むものの自身の口の中でゲロを作り出す行為について疑問を持たない人が多いと言うのは頭隠して尻隠さずと言わざるを得ない気もします。

自分の主観で料理しているだけであって誰かに何かを期待するものでも無いので好きにしてもらえたらいいんですが、個人的にはソースにも使用しているオロロソシェリーなど面白いと思います。

 

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自家製マティーニ風羊羹

いらっしゃいませ。
川崎、元住吉のBARハイドアウトマティーニです。

羊羹。
その起源は羊のスープであったそうです。

もともと中国の料理で羊の肉を煮たスープの類であったようで、日本に伝わった際に材料の肉が小豆に置き換わったそうです。
さて。つまり何が言いたいかと言うと、いわゆる一般的に広く伝統的とされる和菓子の羊羹は小豆のこしあんを使用し寒天または蒸す等して固めて作ると言うものですが、その時点でほぼ原型を留めていないという事。
そしてカクテルと言うものも元々は複数の飲料を組み合わせたジャンクなもの。
さらに一時期ミクソロジーカクテルの世界では食べるカクテルと言うものを提案しているバーテンダー、ミクソロジストが居たことも事実。
では羊羹に洋酒を混ぜても面白いのではないかと思い作りました。

◆マティーニの羊羹

羊羹は小豆を茹でる所から2度の漉しを行い、水羊羹よりも食感があり、練り羊羹としては口どけの良い所を狙って作っており、また羊羹に併せる関係で一般的なマティーニのレシピをそのまま加えている訳ではありませんがドライジンをベースに黒ビールや燻製醬油、和三盆などを加えスモーキーマティーニを感じられる様な作りにしております。

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〒211-0025 神奈川県川崎市中原区木月3-8-17 TS店舗2F
東急東横線 元住吉駅西口より徒歩5分
TEL:044-820-6956
※営業中はお電話に出る事が出来ない場合がございます。
営業時間:(月~金)20:00~02:00(L.O 01:00)
(土~日)18:00~02:00(L.O 01:00)
定休日:不定休
公式ホームページ:http://hideout-martini.com/

燻製アラカルト

いらっしゃいませ。
川崎、元住吉のBARハイドアウトマティーニです。

燻製の紹介です。

◆燻製ナッツ&燻製卵&豚バラベーコンのコンフィ

・燻製ナッツ(左)ミックスナッツの燻製
・燻製卵(中)鶏卵を燻製にしたもの
・豚バラベーコンのコンフィ(右)豚バラを燻製した上で低温殺菌調理で柔らかくしたもの

チャームでお出しするほか、単品でもご提供可能です。

 

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(土~日)18:00~02:00(L.O 01:00)
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