◆スタンダード・カクテル

ヘミングウェイ・ダイキリ

2024年7月17日◆スタンダード・カクテルhideout-martini

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いらっしゃいませ。
川崎、元住吉のＢＡＲハイドアウトマティーニです。

ヘミングウェイは１９２３～１９６１年頃に活動していたアメリカの小説家。
小説内にもアルコール飲料の拘りが垣間見れる部分が多く、マティーニ、ジントニックのオリジナルレシピが出てきたり、また食に対する拘りも強く氏の著書ではないものの料理本があったりもします。

『ヘミングウェイ・ダイキリ（またはパパズ・ダイキリ）』は氏のオリジナルレシピのダイキリですが、キューバのフロリディータと言うBARで好んで飲んでいたレシピのもの。
スタンダードのダイキリとは大きく異なりますが、グレープフルーツジュースとマラスキーノリキュールを加えたフローズンスタイルのもので、『我がモヒートはボデギータにて。ダイキリはフロリディータにて。』と言っていたように何処で何のカクテルを飲むかも決まっていた様です。

なお飲み方の説も色々とあり、退店後にも飲めるように『水筒に入れて持ち帰る』
その際には『フローズンではなくクラッシュアイスとともに詰めていた』と言った説もあったりもしますが
取り合えず一般的にはフローズンカクテルとして知られています。
そのレシピは

ホワイトラム
マラスキーノリキュール
グレープフルーツジュース
ライムジュース

です。

元々は糖尿病を患っていたヘミングウェイが糖分を抑えたレシピにアレンジしたものという説もありますが、現代では単純にドライなフローズンカクテルとして人気があるカクテルです。

なおヘミングウェイはラムの銘柄を『バカルディ』にて指定していたそうでそれはそれでシャープにはなるのですが、個人的には『ハバナクラブ』を使用したものもラムらしさが出て良いかと思います。

The Bar Hideout Martini　～ザ・バー・ハイドアウト・マティーニ～

〒211-0025　神奈川県川崎市中原区木月3-8-17 TS店舗2F
東急東横線　元住吉駅西口より徒歩5分
TEL:044-820-6956
※営業中はお電話に出る事が出来ない場合がございます。
※少人数向けに特化したBARとなっております。大人数（5人以上）でのご来店は平常時のサービスが出来兼ねますのでお控えください。
定休日：不定休
公式ホームページ：http://hideout-martini.com/k

スティンガー

2024年7月13日◆スタンダード・カクテルhideout-martini

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いらっしゃいませ。
川崎、元住吉のＢＡＲハイドアウトマティーニです。

『スティンガー』は20世紀初めにニューヨークで生まれたスタンダードカクテルです。

動物の針を意味するネーミングのカクテルで、スタンダードレシピは

ブランデー
ホワイトミントリキュール

です。

甘口の食後酒もしくはナイトキャップに分類されますが、ブランデーらしさを強調し、ミントリキュールが支配的にならないようにしつつも適切に清涼感があり、甘さを控えたシャープな作りにしているつもりではあります。

アルコールの強いショートカクテルですので誰にでもお勧めと言う訳ではありませんが、ミントの清涼感は夏のＢＡＲシーンの締めに良いのではないかと思います。

The Bar Hideout Martini　～ザ・バー・ハイドアウト・マティーニ～

ベッツィー・ロス

2024年5月26日◆スタンダード・カクテルhideout-martini

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川崎、元住吉のＢＡＲハイドアウトマティーニです。

メジャーと言うほどでもないですが『ベッツィー・ロス』と言うカクテルです。

ネーミングはおそらくアメリカの星条旗を作成したとされている女性の名前に因んだものなのではないかと思います。
しかしカクテル自体はイギリス生まれだそうで、昔イギリスがフランスと戦争状態にあった際にフランスワインの代わりに輸入したポートワインが物足りずブランデーを補強した事が始まりと言われています。

写真のものはショートともロングとも言えるような言えないようなアレンジにしたものですが、元々はブランデーとポートを半々でロックスタイルと言うもの。
好みに併せてご提案いたします。

ブランデー
ポート
ビターズ
レモンピール

The Bar Hideout Martini　～ザ・バー・ハイドアウト・マティーニ～

アレキサンダー

2024年5月24日◆スタンダード・カクテルhideout-martini

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川崎、元住吉のＢＡＲハイドアウトマティーニです。

アレキサンダーは１８６３年のイギリス皇太子エドワード７世とデンマークのアレクサンドラ王女の結婚式に由来すると言うスタンダートカクテルのひとつ。
概ねブランデーベースのレシピが一般的ですが、１９３０年に発行されたサヴォイ・カクテルブックにも記載されておりジンベースとブランデーベースの二つのレシピが存在します。

また『アレキサンダー』は男性名で『アレクサンドラ』は女性名。
元々アレクサンドラと呼ばれていたものがいつの間にかアレキサンダーに変わったとされていたり、ジンベースのものを『アレキサンダー』、コニャックベースのものを『アレクサンドラ』と呼ぶなど、レシピと名称を分けていたりすることもあるそうです。

レシピやネーミングなどに関しては他にも様々あって、ここではブランデーベースのものを紹介しますがデザート感覚で食後や締めの一杯としての需要があるカクテルとなっております。
しかし反面で甘さとシェークによるマイルドな口当たりでアルコール感がマスキングされており、映画『酒とバラの日々』では酒飲みの夫から勧められた妻がアルコール依存症に陥る様子が描かれています。

当然ながら普通に飲む分には問題ありませんので、デザート感覚でお楽しみいただけるかと思います。

アルマニャック（トリュフ・インフュージョン）
ブラウン・カカオリキュール
バニラシロップ
アボットビターズ
生クリーム
ナツメグ

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シェリー・コブラ―

2024年5月16日◆スタンダード・カクテルhideout-martini

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川崎、元住吉のＢＡＲハイドアウトマティーニです。

『コブラー』はカクテルスタイルのひとつで、クラッシュアイスにアルコールと砂糖、季節のフルーツやミントなどを添えたもので、『シェリー・コブラー』は製氷機が発明された１９世紀頃にアメリカで流行したカクテルです。

クラシックカクテルかつスタンダードなカクテルながら意外と知られていませんが、先日紹介しましたイノセンテ·フィノにフルーツフレーバーと地中海風ハーブの香りを乗せたイメージでお作りします。
モヒート、カイピリーニャのように清涼感があり、シェリーワインを使用する分アルコールも抑えめですので知れば気に入る方も多いのではないかと思います。

なお、もう少しアルコール感が欲しい方はウイスキーやブランデー、またはラムやジン等のスピリッツに置き換えても良いかと思います。

バルデスピノ・イノセンテ・フィノ
マラスキーノ
キュラソー
リモンチェッロ
ミントリキュール
グリオッティン
ミント
タイム
ローズマリー

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サイドカー

2024年5月9日◆スタンダード・カクテルhideout-martini

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川崎、元住吉のＢＡＲハイドアウトマティーニです。

サイドカーはスタンダードカクテルのひとつ。
１９３３年、パリのバーテンダーがホワイトレディをフランス人向けに改良したカクテルとされ、ブランデーをベースにキュラソーとレモンジュースをシェークして作るカクテルとなっております。

クラシックカクテルには度々対比する２つの意味の『カクテル言葉』なるものが存在したりしますが、サイドカーに関しては側車付き二輪車。バイクの横に設置する車両『サイドカー』に由来し、ポジティブな意味では『いつまでも一緒』と言うプロポーズの願掛け的な意味。ネガティブな意味では事故を起こした場合サイドカー側の方が被害が大きい事を口当たりの良さと酔いつぶれやすさに皮肉を掛けた意味となっております。

The Bar Hideout Martini　～ザ・バー・ハイドアウト・マティーニ～

ミント・ジュレップ（ライウイスキー使用）

2024年5月2日◆スタンダード・カクテル, ◆ツイスト・カクテルhideout-martini

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いらっしゃいませ。
川崎、元住吉のＢＡＲハイドアウトマティーニです。

『ミント・ジュレップ』はケンタッキーダービー公式ドリンクと言う事でバーボンベース（ウッドフォードリザーブ）のスタンダードカクテルとされていますが、発祥に関しての記録が定かではなくバーボンが誕生する前からバージニア州で飲まれていたと言う説もあり意見が分かれる事があります。

ちなみにバーボン誕生より以前にアメリカで愛飲されていたのは『ライウイスキー』。
バージニア州では１７００年代からライウイスキーの生産が盛んになったこともありミントジュレップが飲みだされた頃が１８世紀後半～１９世紀前半だったと言う部分にも合致します。
なお今回使用するオールド・オーバーホルトはペンシルバニア州産ですが、アメリカ最古のウイスキー蒸留所としても知られバージニア州とともにライウイスキーの産地として有名です。

カクテルの歴史はミントジュレップに限らず結構あいまいな部分もありますが、味的な話をするとライウイスキーはバーボンウイスキーに比べてドライでスパイシー。
また通常ミントジュレップ（他にもモヒートなど）に使用する炭酸はミントの風味を浸透圧で抽出するためのもので炭酸飲料にする目的ではないのですが、ミントの香りの抽出はアルコールでも可能なので今回は炭酸飲料としてのカクテルにアレンジしています。

今回のミントジュレップは歴史的な話ととにかく『清涼感』に全振りする形での紹介でしたが、炭酸飲料にするしないの選択やベースを普通にバーボン、他のライウイスキーに置き換えても良いと思います。

オールド・オーバーホルト・ライ（または好みのバーボン等）
ペパー・ミント
パウダー・シュガー
プレーンソーダ

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ミント・ジュレップ

2024年5月1日◆スタンダード・カクテル, ◆ツイスト・カクテルhideout-martini

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いらっしゃいませ。
川崎、元住吉のＢＡＲハイドアウトマティーニです。

『ミント・ジュレップ』は５月４日のケンタッキーダービー公式ドリンクとして有名なバーボンベースのスタンダードカクテル。
公式指定バーボンはウッド・フォード・リザーブ。
本来、清涼感のあるカクテルなので金属製カップなどで冷やして作られる事が多いかと思いますが、ウッド・フォード・リザーブの個性を失わせないように極端に冷やしすぎない形でお作りします。
ウッド・フォード・リザーブを使用しながら逆のベクトルに進んだミントジュレップ。
金属カップでバキバキに冷やしたミントジュレップもありますが、それはまた別の機会にご紹介します。

ウッド・フォード・リザーブ
スペア・ミント
カリブ・カナデュ
グリオッティン（液体部分）
ペイショーズビターズ

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ブラック・ルシアン

2024年4月27日◆スタンダード・カクテル, ◆ツイスト・カクテルhideout-martini

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川崎、元住吉のＢＡＲハイドアウトマティーニです。

『ブラック・ルシアン』は第二次世界大戦後、ベルギーのホテルバーで考案されたと言われ、ウォッカとコーヒーリキュールを組み合わせて作るスタンダードカクテル。
ダーティマザーやブレイブブルなどベース替えによるアレンジも多いカクテルですが、ウォッカの種類、コーヒーリキュールの種類によるアレンジも面白いカクテルです。

インフュージョンウォッカ（カカオハスク）
インフュージョンラム（バニラ）
カモク
アンゴスチュラビターズ
アボットビターズ
コニャックアトマイザー（レミーマルタン1738）

The Bar Hideout Martini　～ザ・バー・ハイドアウト・マティーニ～

マルガリータ

2024年4月24日◆スタンダード・カクテルhideout-martini

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いらっしゃいませ。
川崎、元住吉のＢＡＲハイドアウトマティーニです。

『マルガリータ』はロサンゼルスのバーテンダーが狩猟場で流れ弾にあたり亡くなった恋人を偲んで作られたと言う説が有名なテキーラベースのスタンダードカクテル。
塩とライムをかじってテキーラを飲むと言う飲み方がありますが、カクテルのイメージとしてそれをシェークで渾然一体にしたような形となります。
指定ない場合はプレミアムテキーラのブランコを使用し塩を一緒にシェイクするなどの若干アレンジした形でお出ししておりますが、テキーラ、柑橘、キュラソーの種類と配合、塩の扱い、ミキシングの方法などによっても印象が変わるので色々と試してみるのも良いかと思います。

プレミアムテキーラ（もしくはテキーラ）
柑橘（ライムもしくはレモン）
キュラソー（もしくはオレンジキュラソー）
塩
アガベシロップ

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