日別アーカイブ: 2025年4月17日

カマンベールチーズとペアリングカクテル

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いらっしゃいませ。
川崎、元住吉のBARハイドアウトマティーニです。

オーセンティックバーに在るまじき低俗極まりないブログを書くと、どういうわけか女性受けが良かったりする事があります。

窮地に陥ってはブログを書き、回復したら過去の記録を無かった事にし、何とかかんとか乗り越えてきた実績と言うのはは悲しくも事実であり、店を10年継続できたのはバーとしての雰囲気でも私のバーテンダーとしての実力でも何でもなく、文章力ひとつと言っても過言ではありません。
淡々飄々と営業をしたいのに集客と売上の為に本意ではないブログを書くのは非常にストレスなもので、『嫌だ嫌だ』と思いハラが痛くなるなど体が拒絶しながらも正露丸を飲み、本日もポンポンペインに耐えてブログを書き続けております。

バーテンダーは如何なる時も大衆と同じ土俵に立ってはならない。と言うのは持論ですが、結局集客のためにブログを書かされている点においては彼らの挑発に乗ってしまっている形であり、もはや金が夢かも分からない暮らしと言って差し支えは無く如何に私が元住吉と言う街と相性が悪いかと言う事を痛感させられます。

ちなみに正露丸がラッパのマークなのは『戦場でハラが痛くても突撃せよ!』のメッセージがあるとかないとか。

◆カルヴァドスのマルティネス
ロゼベルモット
カルヴァドス
グリオッティン
ワインローズビターズ

チーズはフランス、ノルマンディー地方で作られる『元祖』のカマンベールチーズ。
 
そこに併せるのはチーズと同じくノルマンディー地方のブランデー、『カルヴァドス』を使用したマルティネスカクテルです。

ロゼベルモットは最近リリースされたものなので昔からあるカテゴリーではありませんがフィノシェリーとモスカテルシェリーとスペイン産赤ワインをベースに作られたベルモット。

ロゼワインとカマンベールチーズを併せる様なイメージで創作したカクテルです。

ところでブログが面白いと言う感想はあっても紹介しているドリンクのオーダーを受けた試しはほぼありません。
多分ドブネズミが自分と同じ目線にする為に私を這いつくばらせようとささやかなボイコットをしているのだと解釈しますが、残念ながら幾ら何をされたところで自己満足の世界で前向きに現実逃避をするだけで同じ目線で分かり合える日は永遠に訪れないでしょう。

昔、勤めていた頃の話ですが後輩に『貴方のやってることは只のオナニーですよ!』とキレられた事がありますが、正直反省はしません。
ビジネスの一説に『素人が客なのである』とありますが、そうなるとサービスは素人に寄せる必要が出てくる訳で、その意見を聞き入れたところで気の良い居酒屋のニーちゃんになるのがオチであって、バーテンダーは職業ではなく生き方だと言うのはビジネス論に対するアンチテーゼだと個人的な独断と偏見で思っています。

すなわち私が思う所では
バーテンダーはオナニーでいいじゃん。
お前みたいに余計な減らず口を叩くような女を無理に抱くくらいなら物言わぬダッチワイフでいいじゃん。
何なら自分自身がオカズでいいじゃん。
引かない。媚びない。顧みない。
だって俺ちゃんナルシストだもの。

そしてこんな考えだから安定を求める元住吉の人達と噛み合わないのだろうと思います。

The Bar Hideout Martini ~ザ・バー・ハイドアウト・マティーニ~

〒211-0025 神奈川県川崎市中原区木月3-8-17 TS店舗2F
東急東横線 元住吉駅西口より徒歩5分
TEL:044-820-6956
※営業中はお電話に出る事が出来ない場合がございます。
※少人数向けに特化したBARとなっております。大人数(5人以上)でのご来店は平常時のサービスが出来兼ねますのでお控えください。
定休日:不定休
公式ホームページ:http://hideout-martini.com/k

自家製ラムレーズンバターとペアリングカクテル

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いらっしゃいませ。
川崎、元住吉のBARハイドアウトマティーニです。

◆自家製ラムレーズンバター

◆自家製ライ麦パン

◆マルサラマルティネス
マルサラワイン
ディスティラード·ディ·ウヴァ
サンブーカ
アンゴスチュラビターズ
アボットビターズ
コーヒー豆
グリオッティン

レーズンバターはロンサカパとペドロヒメネスに漬け込んだトンプソンレーズンを発酵バターに練り込んだもの。

ライ麦パンはドイツ式のプンパーニッケルを応用したもの。
市販のものは酸味が強いですが、ラムレーズンやチーズの付け合わせ用にリキュール等を加えてやや甘口に仕込んでいるものです。

どちらも単体でも味わい深く仕上げているつもりですが、組み合わせると一層引き立つかと思います。

ペアリングにはラム、ブランデー、ウイスキー、オロロソシェリー、スタウト、ダークエールなどが併せやすいですが、今回は少し捻ったカテゴリーのものを使用したカクテルでご紹介です。

『マルティネスカクテル』はジンとスウィートベルモットを使用した古いカクテルでマティーニの原型とされつつも、現在のマティーニとは対比率が逆となっておりベルモットをベースにオールドトムジンやジュネヴァを加えた甘口のカクテルでしかも製氷機などが珍しかった時代には温度も常温であったそうです。

現代ではジンをラムに変えた『ラムマルティネス』などのツイストも存在しますのでそれを併せても良いですが、その組み合わせは普通なのでベルモットをマルサラワインに、ジンをマルサラと同じくイタリアのディスティラードディウヴァ(グラッパとブランデーの中間)に置き換えたレシピ。

また近代ではマルティネスカクテルもステア等である程度『冷やす』方が主流かと思われますが、今回のレシピは敢えてスワリングのみの常温での提供。
理由はカクテルの材料的にクオリティの高いアイテムを使用しており香りも芳醇であるからと言う理由と、もう一つは温めたライ麦パンの上に乗せたレーズンバターは若干半溶けの状態となっている訳ですが、そこに冷たいドリンクを併せると口の中でバターが固まってしまい風味が落ちてしまうからです。
(※ちなみに写真のグラスはグラッパ専用グラスですが、本来は透明のグラッパのクセを抑え込むための形状なので樽熟整系のグラッパを入れるには合理的ではなく、あくまで写真映えの為に使ったものとなります。)

実営業でこう言った説明を面と向かってしようとすると興味無い人には大抵煙たがられるか、興味ありげな人の質問に答える形で説明してもどういうわけか途中で『素敵なお店ですね』とか『独身ですか?』とか『銀座でやってたんですか?』とか『綺麗なお肌ですね』とか突拍子も無い話をマシンガン的に仕掛けられ話の腰を折られてしまう事が多いので大体黙って出します。
とは言え仕掛けられてしまったからにはアタマを切り替えねばなりませんし客の言う事にいちいち目くじら立てても商売になりません。
北の国からの黒板五郎よろしく『私がまだ説明してる途中でしょうが!!』と、言いたいところではありますが、そう言った場合には極めてクレバーにこの様に回答します。
『素敵なのは知ってます。何いってんですかブン殴りますよ?』
『独身じゃなきゃ客の意向を無視して好き勝手出来ませんよ』
『銀座じゃありませんよ?だとしたら何なんです?』
『何で肌には触れて髪型には触れないんです?薄いから?ねえ。薄いから?』
と。

The Bar Hideout Martini ~ザ・バー・ハイドアウト・マティーニ~

〒211-0025 神奈川県川崎市中原区木月3-8-17 TS店舗2F
東急東横線 元住吉駅西口より徒歩5分
TEL:044-820-6956
※営業中はお電話に出る事が出来ない場合がございます。
※少人数向けに特化したBARとなっております。大人数(5人以上)でのご来店は平常時のサービスが出来兼ねますのでお控えください。
定休日:月曜日
公式ホームページ:http://hideout-martini.com/k