日別アーカイブ: 2019年7月25日

モヒート

モヒート

いらっしゃいませ。
川崎、元住吉のBAR、ハイドアウトマティーニです。

夏限定モヒート専用ハーブのイエルバブエナが入荷しましたので、モヒートが出来ます。

モヒートは最早おなじみのカクテルとなって久しいですが、キューバのハバナ発祥とされるカクテル。
16世紀頃にヨーロッパ諸国が新大陸を植民地化していた時代に、イギリスの私掠船長のフランシス・ドレイクがアグアルディエンテ(初期のラム)とライムとミント(多分イエルバブエナの事)と砂糖を組み合わせた『ドラケ』と言うカクテルが、19世紀に入りアグアルディエンテがバカルディラムに置き換わり、『モヒート』と改名し現在に至ります。

ちなみに、バカルディ社はキューバ革命時に亡命した経緯がある為、現在キューバで飲まれるモヒートのベースラムは同じくキューバ革命時に国有化された『ハバナクラブ』だそうです。
それと、材料になっている炭酸(もしくは水)は本来、『割る為ではなく砂糖を溶かす為に使用されていたもの』だそうで、炭酸飲料になったのは多分ここ10年くらいでプロモーションをする時に都合が良かったのではないかと感じております。
実際、バカルディのライトラムを使用する場合はペパーミントやスペアミントを使い、砂糖はパウダーシュガーかサトウキビジュースの濃縮液、気分を変えて和三盆などでもいいですが、とにかくをそれを使い、炭酸でアップした方が洗練された感じに仕上がる気がします。
まあそれは別の機会に紹介するとして。

で、イエルバブエナは南米原産のハーブでモヒートに使用されるハーブです。
日本で一般的に流通しているペパーミントやスペアミントとも香りが異なり、悪く言うといかにも雑草・・・野性的な香りがします。
日本国内で栽培されているイエルバブエナもあるのですが、香りの出方は土壌や気候に影響されるのか、或いはたまたまだったのか、個人的には国内で普通に流通しているスペアミントとあまり変わらなかったため、当店では夏場の一時期だけペルー産のものを仕入れています。
敢えて『いかにも雑草』の香りのするものを仕入れているので、あまり万人受けはしないかと思います。
ただ、雑草の様なパワフルなイエルバブエナの香りに、ライムの皮のエグ味とビターズの苦味を共にゴリゴリ潰し、コクのあるキビ糖を併せ、炭酸は一切使わずキューバ産ラム酒をトリプルくらい入れてシェイクした『ザ・酒』とも言える、怒りのモヒート。

一般的に良く知られる炭酸が聞いたモヒートとは違います。
二階堂紅〇とブ〇ンカくらい違います。
ラ〇ちゃんと電〇ザボーガーくらい違います。
とにかく違うのです。
無くなり次第終了となります。だっちゃ。
ちなみにですが、ラムをブラジル産のカシャーサにアレンジした『モヒート・ブラジレーニョ』とかにするとさらにワイルド。
ス〇ちゃんみたいな感じになるぜぇ。

最後になりますが、無くなってからご来店頂いて、『え~!?飲みたかったのに!』『去年から楽しみにしてたのに!』となってしまった方は残念ですが来年まで延期です。
目当てのものが飲めなかった。

それは『“不運”(ハードラック)と“踊”(ダンス)っちまった』
ただそれだけの事です。

The Bar Hideout Martini ~ザ・バー・ハイドアウト・マティーニ~

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