◆よく分かる、バーでのマナー

【初心者向け】禁止事項と相応しくない方、その他マナーや誤解について

『主役はお客様です。どなたでも気兼ねなく楽しんで下さい。』
こういう文言でアプローチするのがきっと王道ですが、得てしてそう言われると逆に委縮するのが人のサガと言うもの。
また、普通の立ち振る舞いで構わないと申しましても、その『普通』が分からずに1~2年悩み続けたと言う人も結構多いようです。
普通は普通としか言いようも無いですし、酒場での特殊性があると言っても常識的な部分だけお守り頂きたいと言う事なのですが、曖昧な表現で優しいフリをするよりも明確な表現で提示する事が必要な場合もあるかも知れませんので、皆さんがハゲないように、敢えて噛みに噛み砕き、反芻して再び咀嚼するかの如く、固くなった頭皮をモミモミするかの様に、やわらか~く、お話をしたいと思います。

◆服装について

ドレスコードはありませんので普通の装いで結構です。
しかし文頭の通りの前提で、禁止する服装の例を挙げます。

①素っ裸・・・生まれたままの、ありのままの、等身大の自分を知ってほしい。
『人間は動物である』と言うアニマリティな一面があることを主張したいと言う思いが見え隠れしない事も無いのかも知れないですが、これはお止め下さい。
理由につきましては法律に抵触すると言う問題と、外出するいでたちとして相応しくないからです。
BARに来る為に着る服装が分からないからと言って、“素っ裸ーニバル”とかヤケッパチのハッスルでは駄目です。

②半裸・・・上か下か、どちらかと言えば下を着た方がマシかも知れませんが、これも上記と同じ理由となります。
そしてそれが具体的にどの様な恰好かと言いますと、
・下着オンリー
・裸エプロン
・動物の角や貝殻、または大きめの葉っぱで股間を隠す。
・海パン等の泳ぐ用の恰好
・チャップスオンリー(チャップスとは股間部分がむき出しになった本来はウエスタン用品で乗馬の際にケガを防ぐためにジーンズ等の上に履くものですが分かり易く説明するとモヒカン頭(世紀末風のガチのモヒカン)のイカつい男色系の方が夜な夜なノンケの男子を狩る時に着用しているパンツ)
・『おぼっ〇ゃま君』に出てくる『びんぼっ〇ゃま君』の様な前はスーツで後ろはヒモと言った恰好もダメです。

③特殊な服装・・・警察の制服やナース服、スチュワーデスの服装など、特定の仕事専用の服装。または学ラン、セーラー服などの学生服で来られるのは止めた方が良いでしょう。
またガチャ〇ンや動物系の着ぐるみ、或いはパジャマなどもやめた方が良いでしょう。
理由は法律うんぬん以前に先ず『気が触れた人』と言う風に見られます。
これでも普通が分からないと言う方はネクタイを着用する様な服装をしておけば無難かと思います。
ただ、だからと言って“すっ〇マン”的なスタイルはやはり気が触れた人認定される危険が高い為、避けた方が良いでしょう。
何か別の『オトナの癒し空間♡』でお楽しみください。

◆入場資格について

通行手形の提示、または一旦海外の都市に数年間移住し外国人の方と入籍し海外国籍を取得したり、東京都民もしくは横浜市民の住民票をねつ造するなど、川崎市民である事や元住吉住民である事を隠蔽する必要はありません。
営業中ドーベルマンと憲兵が絶えず巡回し、都民及び横浜市民以外と発覚次第に百叩きの上強制送還される。
または入場時に川崎市長の踏み絵を強要すると言った事もございませんのでご安心ください。
劣等感を持ちながらも川崎元住吉を選んでお住いの方、武蔵小杉ブランドを自身の問題を隠すスケープゴートとして利用している方の心を充実させる術は分かりかねますが、元住吉界隈で営業してますので当然付近にお住まいの方がメインで来て頂ける事を想定しています。

お支払いについて

現金とクレジットカードでのお支払いが可能です。
なお、残念ながらデパート商品券や商店街のポイントカード、巨大な石の貨幣でのお支払い、またはマンモス肉での物々交換は受け付けておりません。
また、お会計につきましては男性女性でいらっしゃった場合、最終的に誰が支払うかは別として男性の方にご提示しております。
それが例え片乳の出たヒョウ柄のワンピースを着た、狩りに出て獲物を持って帰らないと片手でダンナの首を掴んで他界他界できる程に物凄くコワイ方であっても。
ヒネモグラとドテチンくらいに体格差があったとしても。すべからく例外御座りません。
男女平等のご時世ですが、男性が女性をエスコートする。女性が値段を気にしないで楽しめるようにする為などの理由から、一般的な酒場と違う仕様になっております。
サービス全般も基本的にレディファーストとなりますが、男尊女卑だ!時代錯誤だ!スケベバーテンだ!と怒り出す方も居られるかも知れませんが、大変申し訳ありませんが、そういうものなのでご容赦ください。

◆声のボリュームについて

大声はよろしくありませんが、だからと言って寝起きドッキリのように神経質になれば良いと言うものでも、チューニングが合っていないラジオの様にボソボソ声で喋れば良いと言うものでもありません。
“異常”な声のボリュームとは、周りの方の声を遮ってしまう程度や近隣からクレームが来る程度のボリュームです。
大人数になれば意図せずとも自然とボリュームが大きくなりますし、酔っ払っていると自分の声がどの程度か分からなくなったりします。
どうしても大声で騒がないと気が済まない方は大音量BGMが流れるクラブ的な所へ行かれるか、空き地の土管の上でお楽しみいただけば良いかと思います。

◆お子様連れ

大人がアルコールを以って社会生活の癒しになる事を目的とした空間となりますのでお断りしています。
ちなみにある程度大きなお子様(高校生以上)で親が同伴だからとか、ノンアルコールだけとかの意見もありますが、未成年者が居ると言う事実がある時点で良識ある大人は気を遣います。
煙草を吸いたいのに吸うのを遠慮したり、子育て世代の方などからすると他所様の事であっても内心どういう教育方針なのかなど不本意でも気になったりもしますので、例外はありません。
と言うか営業許可の部分でアウトです。
ちなみに子供じみた屁理屈や我侭をする、年を食った法律的に成人と言うだけの方もお断りする事があります。
じゃあ子供が通り魔に襲われてて避難してきたらどうすんだ!?とか。

◆性的な行為

異性と二人で来た場合、照明が暗く、酒も入り、ウットリするからと言って、おっ始めるのはお止め下さい。
こちらがフワリとした表現をしているのに『何をおっ始めるって言うんだよぉ?フヒヒw』と、今まさに心の中で思った方、思ったことを口に出してしまった方も居られるかも知れませんので、と言うか、どうせ思ったんだろ?って話なので教えてやって進ぜますが、クチビル繋ぎ、手を繋ぎ、腰まで繋ぐ、二人のアバンチュールはおよしなさいよと申してます。
そういう手合いは多分黙っていたらそのままコソコソと最後までヤッちゃうのだと思いますが、それはいけません。
雨の中、赤い一つの傘の中でするべきです。
『DQN客、襲来!』とかのタイトルでYouTubeに晒すと言う手段も無くもありませんが、お仕置きもご褒美と受け止める業界の人には喜ばすだけの結果になってしまうので、基本的には出てって貰います。
人に自分たちの特別な関係性を見せつけたいと言う欲求かも分かりませんが、良い大人がチャラけた学生バカップルのノリでやってしまうのは学生時代に先生やお母さんの言いつけ通りお勉強漬けになり、遊び足りていない。
あるいは社会の厳しさや苦労を知らないまま育ってしまった人みたいで大変痛うございます。
例えるならベンゾーさんが大学受験に失敗し、社会に出て万引きを覚え、風邪薬と偽り覚せい剤を仕込まさせられ、盗撮と下着ドロボーを繰り返しつつも警察関係の親族に揉み消され、ミニにタコが出来る程に謝罪と再犯を繰り返すようなものです。
コソコソやればみんな知らぬ顔をするでしょうが、きっと内心気持ち悪いと思ってます。
そう。気持ちが悪いのです。

まあ。

理解出来ない訳でもありません。

自身の情事を他人に見せつける時の興奮は何に置き換えようも無いものです。
特にトイレを我慢させる、下着を着けずに外を連れまわす等、相方を羞恥に困らせれば困らせる程にゾクゾクもしますし、辱めれば辱める程に支配感に身悶えもする事でしょう。
深夜のタクシーにカップル二人。後部座席で致したらドライバーのバックミラー目線はどうなってるのか知りたい。
スカしたバーテンダーに見せつけても動揺せずにカクテルを作れるのか試してやりたい。
健全な酒場づくりをしようとしている健気なオッサンを困らせたい。

その様な心理、分かります。
きっと社会や家庭で居場所が無く、精神的に屈折してしまったのでしょう。

では許してあげても良いのではないのかと。
いい年して公衆の面前でやらかしておきながら、昼間どのツラ下げて後輩や部下と接するのか。醜態をさらす大人が子供たちに何を教えるつもりなのか気にはなりますが、そこは男と女。理性と本能。酒の場ならばなおさら仕方がありませんと。
心の貧しいヤツだからと、生温かい目で見守り見逃してあげれば良いのではないのかと。
『モテモテな自分は他の連中に比べて勝っている』と、勝った気分にさせてあげれば良いのではないのかと思わない訳でもありません。

ありませんが。

駄目なものは駄目ッ!

おっちゃんは許しません!
許しはしない!断じて!!

『あのバーテン、やっかんでるぅ~w』とか思う人は思って貰っても結構です。
実際、他人の予定調和的な甘々の痴話喧嘩とか、嫉妬がらみのイザコザとか見るとムカつくのは事実ですので。
早い話が自分がやるのは気分イイですが、人がやるのは認めないと言う事です。

だからして、取り合えず間違っても当店には来られない様にお願いいたします。
それでもモテない奴らに俺たちの関係を見せつけてやろうぜ。愛し合う私たちは誰にも止められなくってよ。おい!みんな見てるトコでチューしちゃおうぜチュー!ねぇいいだろ!?いいじゃないの!!やだー♡だめよー♡だめだめ♡と、どうあっても変態ボニー&クライドぶりを主張したいようであれば、
①渋谷のスクランブル交差点辺りでやってみる。
②或いは見られるかも知れない!と言うスリルを味わいたければ自宅を熱湯コマーシャル様のハリボテ式の箱に改造してみる。
③はたまた寝取られフェチなどの特殊な業界の方はガラの悪そうな街でやってみては如何かと思います。

・・・ハト子ちゃん!俺!君とこんなステキな場所でこんなエッチなこと考えなが
らこんな事!こんな事考えてデートするの初めてなんだ!
・・・まあ!ヒロシくん!ダメよ!いけないわ!チョメチョメ!
・・・ウエッヘッヘッヘェ!可愛いスケ連れて見せつけてくれんじゃんかよぉ!
・・・恵まれない俺たちにもお裾分けしてちょうだいよ!ヒッヒッヒ!
・・・イヤー!ヒロシ君たすけてー!
・・・なんだきみたちは!?
・・・うるせぇ!とっちゃんぼーやはすっこんでろ!
・・・や、やめろー!ぶべら!

踏みにじられながらも何も出来ず、ただ彼女が暴行を受ける様を傍観する事しか出来ないヒロシ。
しかし『力なき正義は無力である』と悟りつつも、
それでも下半身にもたげる背徳的な衝動を抑える事は出来なかったのである。
ヒロシ自身の中に一心同体的に存在するロゴスと、エトスをブチ壊すパトス。
わが性春のエロトピアはスキ“突起”メトキス。とでも言いたいのであろうか。
例えるなら“ジキル”と“ハイド”。
“ヒロシ”と“ぴょ〇吉”。
ピョン!とナニかが飛び出し、『ややっ!?』とオモシロハプニング発生。
オチャメなドッペルゲンガー『性剣セクスカリ棒』はピンコ起ってもピンチに役立たず。
役立たずのヒロシ!いや、ヒロ子!お前の様なオトコオンナは豆腐の角に頭ぶつけて死んじまえ!
ヒロシは思った。
『神は死んだ』
修羅の園に舞い降りた無力な子羊ふたり。
苔の蒸すまで愛し合った二人が不条理な暴力で引きはがされる。
大切な人を略奪されつつもカカシの如く何も出来ずにいる俺は。
まるで無力な俺は。
そう。
まるで“高〇ブー”のようじゃないか!!
そして失意の中、絶頂の極みに達するのであった。

後は妄想を逞しくするなどで事済ませると言うのもひとつです。

・・・アハハハ!待てよジョージ!
・・・ウフフフ!捕まえてごらんなさいショーイチ♡
・・・アハハハ!ウフフフ!(ゴロゴロ)“二人で転がり合う音”
・・・あっ・・流れ星。お願い事しなくちゃ。
・・・何をお願いしてるんだい?
・・・ショーイチにはヒミツなのよ♡
・・・なんだよジョージw教えろよ♡
・・・(急に真顔で)俺。ジョージの事が。
ん~~~(・´з`・)

表面上普通に会話をしておきながら脳内ではイカれた妄想をしても、禿げ散らかしたオッサン同士が汚ねぇロマンスを繰り広げる妄想をしたとしても誰も迷惑はしません。
ただ、その間急に黙りこくったり、ニヤニヤし始めたりするとバレる可能性もありますので注意が必要です。
妄想。非生産的で絶望的な営み。
避妊はいらずとも、人として否認はされるかも知れません。
そして、もろもろ試されるのは勝手ですが全て自己責任でお願い申し上げます。
ちなみに一般的にBARで下ネタと言うのは嫌煙されますが、個人的には面白ければ良いのではないかとも思っています。
ですので、その方向で僕と遊びたいと言う方の対応をすることもやぶさかではありませんが、ただ、こちらとしても昔取った杵柄。
その道のプロですので、あまり稚拙な内容だと失笑、ため息、そしてそのネタの真意と創作意図。
それが本当に面白いと思っているのかどうか。
人に笑いを提供するに値する内容なのかどうか。
酒に酔ったからと言って、発言した内容に自信が持てるのかどうか。

問い詰めます。

ねちっこく問い詰めます。

小一時間問い詰めます。

問い詰めます。
精神崩壊するまで。

戦いの勝敗を決するのは年齢や経験値は問題ではありません。
それを生業としているかどうか。その違いさ。
アマチュアの方が容易に足を踏み入れてはならない世界ではあります。

◆寝る
特に2件目、3件目の方に多いですが、酔って寝てしまう。
酒に酔って所かまわず寝てしまうと言うのは社会常識ある大人から見ると『だらしない人間』として映っています。
せいぜい酒の飲み方、遊びのルールが分からない未熟な人の失敗であって、歳を重ねたら重ねた分だけ情けなさが増すと言うものです。
治安の良い日本の街角でやっても通行人からSNSの投稿ネタとして笑いながら激写されるくらいで済むでしょうが、BARの空間にこう言う人がいると雰囲気がブチ壊しとなります。
また本格的に寝だすと起こすのも容易ではなくなり、その対応している間は他のまともに飲んでいるお客様の接客が出来ず迷惑となる理由から、当店では容赦なくお帰り頂きます。
時々逆ギレする方も居られますが、良識ある方々はこのような事にならない様、酔う事はあっても酔っ払わない様に計画的にお楽しみください。

◆ひたすら不特定多数の方と干渉したい
BARも色々あると言ってしまえば肯定的な店も存在しますが、ややこしくなるので当店に限って話をしますと、こちら側から積極的にお客様同士の関りを推奨する事はありません。
基本的に不用意に誰かから干渉されると言う事無く自分の時間を楽しんで頂くと言う店づくりをしていますので、藪からスティックにトゥギャザーしたいのであれば出会い系を売りにした何処か他所の店をお探し頂ければと思います。

◆安く泥酔したい
当店ではBARを楽しむに当たって3杯程度飲んだ場合、お一人様¥5000前後くらいの予算を想定される事を推奨しています。(*テーブルチャージやサービス料金などの有無も含めて比較すると有名店や高級店では¥8000前後、一般的なオーセンティックと言われるBARでは¥5000前後、一般的なカジュアルバーで¥3000前後をイメージされると良いのではないかと思います)
居酒屋換算、アルコールを扱うファーストフード系のチョイ飲み、またはそれら大衆酒場に準じたバーなどの価格想定で来られる方からすると『ボッタクリ』と感じられる方も少なくないかも知れません。
他所の店はどうか分かりませんが、当店としては郊外の立地であるからと言って、安売り的にBAR空間の質を下げる意思も聞き入れる耳も全く持っておらず、ゲストの方の全員が全員、必ず足しげく来店されると言う事も想定はしておりませんが、非日常空間をひとしきり楽しもうと思うのであれば、自分のアルコールの許容量がどのくらいなのか、生活費のバランスを取りながらBARに来るには必要に応じて何かを節約したりと言った程度の計算は必要かと思われます。
なお安く上げたいと言う場合の参考ですが、世間には『せんべろ』と言う、千円で2~3杯飲んでお釣りがくると言った店があるようです。
また、せんべろ以外にも安さを売りにしたチェーン店居酒屋、牛丼屋などのチョイ飲みなども活用されると良いでしょう。
あと、一気飲みや泥酔による救急搬送を推奨している店もあるようです。
そもそも単価の高い店で安くあげると言っても限界がありますし、味を楽しむ店で爆飲み、静かな空間で大人数での来店や大騒ぎは不向きですので、そこで無理をするよりも最初から適切な店に行く方が極々自然かと思います。
ちなみに主観ですが、遊びで救急搬送されると言うのは真に不慮の事故で困っている人たちの対応に支障が出る可能性もあり、社会迷惑以外の何物でも無いと考えております。
ワルぶって自業自得的に調子コイた挙句、最終的には救急車や警察の保護を受けるくらいなら、チマチマまどろっこしい事をやってないで絶対に誰の助けも来ない場所で直接アルコールの血管注入なり睡眠薬とメチルアルコールの同時摂取なり、気の済むまで命賭けの男気試しをやればいいと思います。
しかし整備された横断歩道を目隠しして渡るような行動を勇敢とは思いませんし、そういう人たちに限って実際に危機が迫ると手のひら返し的に実は真面目でした。自分パンピーですアピールをするものですが、そうしたい人は他所へ行かれる事をお勧めします。

◆安く優越感に浸りたい
先ず平日に休みを取ります➡そしてスーツまたはスラックスとシャツ等のビジネスルックのものを用意します➡昼食時に新橋あたりの立ち食い蕎麦屋かアルコールを扱っているファーストフード系の店へ出向きます➡他の方々が時間に追われて食事をする中、一人つまみとビールをしこたま飲みます。そしてシメに蕎麦を食べます。
これで『アイツ。何者だ?』みたいな目で見てもらえると思います。
ただ有給扱いにならなかった場合やビジネスルックのスーツ一式などを新調される場合の自己負担分、一日外出券の取得に必要なペリカ計算も頭に入れる事はお忘れなく。

如何でしたでしょうか。
人によっては財布が痛いと思われたり、酒を扱う店としては口うるさいと感じる方も居られるかも知れませんが、大層な肩書の有無や突出して収入が多い必要性などは無いとお分かり頂けたかと思います。
また酒の種類については知る事で楽しさが増すこともありますが、郊外の町場のBARに訪れるためにソムリエ資格を取得する必要性が無いように、最初から詳しくある必要はありませんし自分の許容量に対して無理な飲み方さえしなければ特段アルコールに強い必要もありません。
BARは理性的にアルコールを楽しむ場ですので、ある程度の緊張感があって然りではありますが、無駄な恐怖感を持っていても仕方がありません。
中に入って『違うな』と思ったら引き返しても結構ですし、『お金は払いますから清い体で帰してください!』と懇願する必要もありません。

いちいち言われるまでもなく理解できる人も居られるとは思いますが、BARの誤解が解けた方が居れば何よりです。

The Bar Hideout Martini ~ザ・バー・ハイドアウト・マティーニ~

〒211-0025 神奈川県川崎市中原区木月3-8-17 TS店舗2F
東急東横線 元住吉駅西口より徒歩5分
TEL:044-820-6956
※営業中はお電話に出る事が出来ない場合がございます。
営業時間:月~金・・・20:00~02:00(LO 01:30)
土・日・・・18:00~02:00(LO 01:30)
定休日:不定休
公式ホームページ:http://hideout-martini.com/

BARを楽しむ為の、知っておきたい注文方法

いらっしゃいませ。
ハイドアウトマティーニです。

皆様は、バーに行く時どんな風にお酒を注文されますでしょうか。
お店のマスターにおすすめを聞いたり・・・、お任せで注文したり・・・、
そこが行き慣れているお店なら「いつもの一杯を…」と言うのもバーならではかと思います。                                今回は、バーを楽しむ為の注文方法についてのお話をさせて頂きます。

バーへ入店し、メニュー表を見る。
中をめくってみても、なんだか分からない言葉が並ぶばかり・・・
いったいどんなお酒?どんな味?度数は?自分好みなのか?
しかしここはバー。今更聞けないし、周りはお洒落なお酒を各々飲んでいる。
やっぱり聞いたことのある飲んだことのあるお酒を注文するか・・・。
・・・そんな経験はございませんか?

色々なバーが沢山ありますが、自分好みの一杯に出会うにもまた色々な手段があります。

普段カクテルに馴染みが無かったり、初めてBARを利用される方であれば

「飲みたい味」→ 好きなベースやリキュール(ウォッカやジンなど)、果実系 etc
「苦手な味・口当たり」→ 甘いもの、炭酸系が飲めない etc
「度数について」→ 体調や明日の予定なども含めた上で考え伝えましょう
ある程度カクテルを御存じの方であれば
・スタンダード・カクテル
→一般的な認知度が高い・有名・定番・人気・代表的なカクテル。
・ショートカクテル
 → グラスに氷が入っておらず、ショート(短い)時間で冷たいうちに味わうカクテル。
・ロングカクテル
→ グラスに氷が入っているため、ある時間をかけてゆっくり味わうカクテル。 
又は、カクテルでは無くウイスキーやブランデー、ビールやワイン等を所望の場合はその旨を伝えお勧めを聞いたり、最初の一杯は飲みなれたものをオーダーしつつ、2杯目のものはバックバーの品揃えで物色するなど。

これらのポイントに対しての自分の答えを持っておくことが大切になってきますが、

良く分からない場合はバーに来るのが初めてと言った旨などをキチンと伝えると良識あるバーテンダーは色々と相談に乗ってくれるはずです。

~ 余談 ~

当店ハイドアウトマティーニではメニューを特段用意しておりません。                          それはBARと言う空間が『マニュアル』と言う『規制』から離れた所に『寛ぎ』があり、その空間で供されるサービスはある程度のファジーで自由な発想によって成立しているからとの考えによるものであり、それが他のアルコールを提供する業態に優位する柔軟性と考えている所によるものでもあります。         特にカクテルと言うものはカクテルの本を開けば一般的なレシピが書いていますが、実際BARによって、バーテンダーによって、千差万別の違うレシピがあり、お客様の好みによっても仕上がりは異なります。               ですので、カクテルのレシピにマニュアルは存在しなく、カクテルの味やサービスに答えも無く、それはお客様一人一人のお好みや、その時の気分にピンポイントで合わせたオーダーメイドによるものと考えています。                                 ファジーで自由だからこそ『BAR=止まり木』であり『TENDER=柔らかい、優しい』であると言えますし、逆にマニュアルに統制されてしまうのならば、そこはBARではなく、そこにバーテンダーは存在しないと言う事になります。

 

The Bar Hideout Martini ~ザ・バー・ハイドアウト・マティーニ~
〒211-0025 神奈川県川崎市中原区木月3-8-17 TS店舗2F
      東急東横線 元住吉駅西口より徒歩5分
TEL:044-820-6956 ※営業中はお電話に出る事が出来ない場合がございます。
営業時間:18:00~02:00 
定休日:不定休
公式ホームページ:http://hideout-martini.com/

BARについての基礎知識

いらっしゃいませ。 ハイドアウトマティーニです。

バーと言うと、独特のルールがあり、敷居が高く、入り難い。そう言ったイメージをお持ちの方も居られるかと思います。
確かに、BARと言う空間は居酒屋ともカフェとも異なり、独特の世界観がある為に、立ち振る舞い方に独特なルールがある事は事実かと思います。      『〇〇してはいけない。』、『〇〇しなくてはならない』と表現されると萎縮してしまいそうですが、しかし一言で言ってしまえば殆どのルールには最もな理由があり、周りへの配慮の心を持ち、一般社会人としての良識をお持ちであれば特段難しいものは御座いません。例えば電車に乗る時に大声で騒いだりしない。病院で走り回ってはいけない。映画館で携帯電話で通話したり、カメラのフラッシュを焚いてはならない。と言ったマナーがありますが、そう言った事は社会一般常識の範疇と言う事になりますし、そこの部分について敷居が高いから電車に乗らない、病院に行かない、映画館に行かない。と言った方は普通に社会生活を送られている方ならば、おそらく居ないかと思います。                     当店では少人数で腰を落ち着けてアルコールをお楽しみ頂きたいと言った考えより、大声を出される方、泥酔されている方、当然ながら未成年の方はお断りしておりますが、基本的にはお店にいらっしゃる全てのお客様が快適にお過ごし頂ける様な配慮の心をお持ちであれば、どなたでもご利用頂ける事かと思っております。

ちなみに、有名老舗店やホテルラウンジ、会員制と言ったBARなどは、やや独特なものがある場合もありますので、以下については雑学までにご参考頂ければと思います。

~バーの予算について~

著名な老舗店、ホテルバー、会員制バーと言った場所だけでなく、街場であってもそこそこのクオリティのサービスを提供している店では、 テーブルチャージやサービス料金など、別途追加料金が発生する事もあります。
これはお客様が安心して寛ぐ為のシステムと御理解頂ければと思います。

追加料金設定はお店によって違いがありますが、例えば『テーブルチャージ』などは『席代』のようなものとして、 概ねドリンク一杯分くらいの料金が設定されています。
『サービス料金』は別途10%であったり、20%であったり、これも違いがあります。                                  その目的は店のサービス・クオリティを保障するもの。
店が忙しくなったとしても一度案内した席をお客様の為にキープする為のもの。
バーで寛ぐ心を理解出来ない人の入店を制御するもの。
様々な説がありますが、簡潔に言うとお客様に余計な手間をかけることなく安心して心地良いサービスを受けて頂く為に必要なサービス料として解釈されている様です。
そして一般的にはおしぼりや、チャームと言うお通しに相当するものが一緒に付いたり、ファーストオーダーの前や、ひとしきりアルコールを楽しんだ後にお茶やスープが出たりする事も多いようです。

予算については飲む物であったり、お店によっても違いがありますので、初めて行かれる場合は2~3杯くらいで様子を見られると宜しいかと思われます。    また最近はインターネット社会で便利になっており、グルメサイトなどに予算などを掲載しているケースも多いようですので、ご参考にされると宜しいかと思われます。

あくまで、私の主観になりますが平均予算(3~4杯程度の場合)の概ねのイメージは、カジュアルバーでは¥2000~¥4000程度。郊外オーセンティックバーでは¥3000~5000程度。都市部オーセンティックバーでは¥5000~¥8000程度。有名店、会員制などの格式の高い店では¥8000~と言った場合もあるようです。

当然、コンビニやスーパーで購入できるRTD缶(缶入りカクテル飲料)や、居酒屋で提供されるカクテルとは原材料や作り方、味そのものまで全てが異なりますので比較する対象として適切ではありませんが、あくまで料金的な話だけでするならば居酒屋又はそれに準ずる店では¥2000以内に収まる事もあるようです。

BARの料金設定は独特なものがあり、普段行き慣れない方からすると相場観が見えにくい部分があります。

値段設定も店によって様々ですが、チャージやサービス料の有無に限らず、普通に飲んでいく事を考えると、概ねかかる料金はどの店も大差は無いかと思います。しかし街場で営業しているからと言って、居酒屋やファミリーレストランに行く感覚で料金設定を考えたり、牛丼チェーンでちょい飲みの感覚で入店して満足のいくサービスを得られるかと言うと、それは正しいとは言えませんので、『BARと居酒屋は別の業態』として認識して頂ければと思います。

~お店ごとの決まりについて~

1. 携帯電話の使用について                          スマートフォンやタブレット等が便利になっている昨今ですが、たいていのBARは現実のしがらみから逃れ、非現実の空間として成り立っています。なので現実を連想する電子機器等の使用はお断りするケースが多いようです。(*ちなみにBARに壁時計が設置されていないのは時間に縛られる事を忘れて頂くためとなっております)                                 当店では他に誰もいらっしゃらなかったり、小声で手短にされる様であれば特段厳しくする事はありませんが、一般的にBARでは通話は店外にてご使用されたり、着信音はマナーモードにする等の配慮が必要になります。                       また珍しいカクテル等、写真を撮りたい方も居られるかと思いますが、急なフラッシュは驚かれる方も居られますので、そう言った配慮も同様となります。

2. ボトルやグラスなどの備品を手に取る事。                珍しいボトルや機材等、普段目にする機会が中々無い為に興味を持たれる方も多い事かと思います。そこで手に取り、良く見てみたいと言う気持ちや、香りを嗅いでみたい。と言う気持ちが湧くのもまた心情と言うものかと思います。しかしながら、BARに置いてある機材や商品は非現実的な空間造りと同様に、なかなか手に入らないレアなものや高価なものもあります。オールドボトルなどコルク栓が脆いものなどはうっかり傾けてこぼしてしまうと言った事や、高価なグラスをうっかり落として破損させてしまうと言った危険もあります。                                 手に取って見たい。香りを嗅いでみたいと言った場合などは一度スタッフに声かけし、適切な方法でなされるのが宜しいかと思われます。

3. 泥酔状態での来店、または泥酔するまで飲酒する行為。          概ねオーセンティックスタイルで営業しているBARはアルコールを楽しむ。その空間で寛ぐ。と言った目的のお客様を対象としております。過剰に酔っ払うと言う状態は、アルコールの味も楽しめず、冷静な判断力が欠如した状態となり、最悪思わぬ事故などに繋がる危険性があります。従ってBARは『酔っぱらう為の場所』でも、『酔っぱらって来店する場所』でも無いと言う事になります。

4. 隣に座られている方に話しかける事。                    落ち着いた雰囲気のBARに来られるお客様の多くは、お一人様であれ、複数名様であれ、それぞれの時間を満喫する為に来られている事が多く、あまり他のコミュニティを作りたいが為にいらっしゃるケースは少ないようです。(常連の方同士が盛り上がるタイプのカジュアルな店は別として)ですので、お店によっては分かり易く完全にアウトとしている場合もありますが、僕個人としてはあくまで自然な流れであれば、初めて見知った方と会話に花が咲くと言う事が時として有ったとしても特段悪い事ではないと考えています。                                  しかしながらBARだからどうと言う以前に、当然その相手が会話が望むのかどうかを見極める事は必要になってきます。話がしたいからと言って不自然に近づいたり、相手に興味が無さそうであったり嫌そうにしている場合に深入りされる方についてはお断りする事もありますが、相手の雰囲気や周りの空気感を損なわない一般常識的な配慮を理解できる方であれば変に構える必要は無いかと思われます。

5. 『水』について                            水が無料。としているBARも多いですが、味に拘りを持っているBARではミネラルウォーターを使用している事も多く、有料である事もしばしばあります。                                   当店でもミネラルウォーターを使用しておりますので基本有料となります。   ちなみに、『チェイサー』と言うものがありますが、チェイサーと言うのはウイスキーやブランデー、スピリッツ等のストレートやロックのアルコールの強いものを飲む際に、『追い水』としてお出しするものとなります。従いまして、カクテルや割り物等をお召し上がりの方に対してチェイサーをお出しすると言う概念は無く、それはミネラルウォーター単体でのオーダーとなります。またチェイサーには水以外にもトニックウォーターやジンジャーエール等を指定する事も可能です。    ですので、『チェイサー=水』と言う訳ではありませんので知っておくと便利かと思います。                                  ちなみに泥酔されている方、大声を出される方などに対してチェイサーでもオーダーでもなく、無言で水が出されるケースがあります。これは『水を飲んで頭を冷やして下さい』と言う、店からの無言のメッセージとなる場合もありますので雑学までに。

6. 一杯だけでお帰りになられる事                     当店ではアルコールの摂取量の限界と言うものは個人差があると言う考えに基づいて、一杯だけだからNGと言う事は御座いません。しかし、お店によっては初めての来店で一杯だけで帰られると言う事は暗に『もう二度と来ない』と言うサインと受け止められてしまったり、オーダーしたものを残して帰ると言った場合に『不味かった』と言うメッセージに捉えられるケースもある様ですので、知っておいて損は無いかも知れません。

7. 大声ではしゃぐ                            大規模なダイニングバーやカジュアルバー、スポーツバー等ではある程度のボリュームを許容している店もありますが、一般的なオーセンティックバーは静かにゆっくり飲みたいと言った方が利用される事を想定している店が多い様です。当店では飲酒により若干の声のボリュームが大きくなる事は想定しておりますが、極端に大きい声になりますと、周りのお客様が会話が聞き取りにくくなったり、不快に思われる方が居られる場合があります事と、あまり店内が騒がしいと入店を躊躇されてしまう方も居られますので、そう言った場合にはこちらからお声がけさせて頂く事が御座います。

8. 未成年者の入店に関して                        未成年者の飲酒防止と言った法律的な観点だけでなく、BARは秩序ある『大人』の憩いの場となります。保護者引率で騒ぐ事無くノンアルコールを飲むだけの目的だとしても、未成年者が居る事で喫煙を躊躇される方も中にはおられます事と、大人の空間に未成年者が居る事に違和感を覚える方も居られますので、こちらについては保護者同伴、飲酒の有無に拘わらずお断りさせて頂いております。

9. 人数制限について                           オーセンティックバーの多くは、少人数向けに店造りがされており、店によっては4名様まで、中には2名様までと言った制限がされており、それ以上のグループでの御来店の方はお断りとするお店もあります。                                   当店ではホームページの冒頭にもあります通り、店の造りとしてカウンターは1~2名様に向けて、テーブル席は3~4名様に向けて寛げるような造りとなっております。それ以上の方の御入店も可能と言えば可能ですが、席を分けてのご案内になる事も御座いますし、お声のボリュームについても少人数の方以上に配慮をお願いする事、また商品のご提供にも長時間お待ち頂く事が御座います。ですので当店に於いての御来店人数につきましては多くとも4名様程度が宜しいかと思われます。

10. 持ち込みについて                          BARに限らず、飲食物の持ち込みを禁止している飲食店は少なくありませんが、当店でも基本的にはお断りさせて頂いております。ただ、ご自宅に眠っているものを当店でカクテルに仕上げたいなどの場合に、別途持ち込み料金付きや、その他材料費を計上させて頂くと言う事で許容と言うケースはあります。               ちなみに極稀に、歩きながらペットボトルや缶入り飲料を飲んで来られるのか、飲みかけのものを持ったまま入店される方と言う方も時として居られます。逐一説明するほどの事ではありませんが、それをそのまま飲む飲まないに拘わらず見栄えの良いものではありません。そう言った場合こちら側からも促しますが、もしも手持ちのものがある場合は入店される前にバッグ等に収めるか、処分するかしてご入店を願えればと思います。

11. カウンターの上にバッグ等の荷物を置く事                  一般的にバーカウンター(テーブルも含めて)と言うものは飲食物を置く場所であり、そこに道中どこに置いたか分からないバッグ等を置くと言う行為は不衛生と言う事で、あまり良い顔はされないケースが多いかと思われます。また、一枚板などカウンターはBARで最もこだわる個所の一つでもあるので、場合によってはバーテンダーの逆鱗に触れる事もあります。当店では椅子の下に荷物入れを用意してありますので、そちらをご利用されるか大型のお荷物等はクローゼット等をご利用頂いております。

12. ドレスコード                            ホテルバーや有名老舗バー、会員制のバー等ではGパン、サンダルの様なラフな服装はお断りされる事がありますが、当店は商店街通りのホームタウンに立地してますので、著しく不衛生であったり、公序良俗に反したりしなければ普段通りの外着で構いません。

 

その他にも、お店ごとに異なるルールが設けられていることもありますが、良識あるBAR、ホスピタリティの心を持ったバーテンダーであれば余程酷い事でもしない限り、初めての方が多少ルール違反をしたとしても、せいぜいやんわりと一言伝えてくる程度かと思います。ですので、あまり神経質になる事はないかと思います。

 
The Bar Hideout Martini ~ザ・バー・ハイドアウト・マティーニ~
〒211-0025 神奈川県川崎市中原区木月3-8-17 TS店舗2F
      東急東横線 元住吉駅西口より徒歩5分
TEL:044-820-6956 ※営業中はお電話に出る事が出来ない場合がございます。
営業時間:18:00~02:00 
定休日:不定休
公式ホームページ:http://hideout-martini.com/