◆クラフト・ジン

アイテム紹介

いらっしゃいませ。川崎は元住吉のスピークイージー、『ザ・バー・ハイドアウトマティーニ』からアイテムの紹介です。

◆シボーナ・グラッパ・シェリー・ウッド・フィニッシュ◆ (Sibona Grappa)

シボーナ蒸留所は、ピエモンテ州アルバ近郊で数百年前よりグラッパを蒸留する歴史ある蒸留所。
グラッパは、ワインを造るために搾ったブドウのかすを蒸留することによってできるブランデーの一種ですが、紹介のアイテムはネッビオーロでできたグラッパを数年間樽熟成させたのち、スペインで評判のワイナリーのシェリー樽に数ヶ月熟成させたグラッパ。
クセが強いブランデーですが、シェリー樽由来のドライフルーツの様なニュアンスやシナモンやナツメグを思わせる香りとマッチし、比較的マイルドなグラッパとなります。
シングルモルトやブランデー同様、香りを楽しむべくストレートでどうぞ。

◆和美人“武蔵”~ジュニパー・ストレングス◆ (Wa Bi Gin)

ドライジンの唯一の定義であるジュニパーベリーで香りづけする事を徹底的に追求した酒販店武蔵屋のオリジナルレシピのクラフトジン。
鹿児島の伝統技術によって造られたライススピリッツをベースに、ボタニカルはジュニパーベリーのみを使用。
ジュニパーベリーは所謂ジン特有の薬臭さや松脂臭さを形容するボタニカルであり、クラシックなドライジンはそれが特徴的になっているものの、本アイテムはジュニパーベリー100パーセントでありながら蒸留技術からか嫌味の無いフレッシュでスパイシーな香りと味わいに昇華されています。

◆レダイグ18年◆ (Ledaig)

レダイグはジュラ島とスカイ島の中間のマル島にあるトバモリー蒸留所の第2ブランド。
ピート香をきかせたオイリーな風味が特徴。18年は当初、蒸留所で造られていたモルト・ウィスキーのスタイルを再現しています。 ノンチルフィルターでボトリング。
味わいは、ピーティー、スモーク、スウィート、フローラル、海塩。

◆ドン・フリオ・アネホ◆ (Don Julio)

プレミアムテキーラの先駆けと言われるドン・フリオ。
アネホはバーボン樽として使われていた小さな樽で最低1年半以上熟成。ライム、グレープフルーツ、マンダリンの芳香を持ち、味わいはすっきちとした辛口、かすかに天然蜂蜜の甘さがある。口当たりが柔らかく、まろやかで、コクがあり、ゆっくりと味わいながら飲むのに適しています。

The Bar Hideout Martini ~ザ・バー・ハイドアウト・マティーニ~

〒211-0025 神奈川県川崎市中原区木月3-8-17 TS店舗2F
東急東横線 元住吉駅西口より徒歩5分
TEL:044-820-6956
※営業中はお電話に出る事が出来ない場合がございます。
営業時間:(月~木)20:00~02:00
(金~日)18:00~02:00
定休日:不定休
公式ホームページ:http://hideout-martini.com/

アイテム紹介

テキーラ ジン ウイスキー アブサン

いらっしゃいませ。川崎は元住吉のスピークイージー、『ザ・バー・ハイドアウトマティーニ』からアイテムの紹介です。

◆カーサ・ミーゴス◆ (Casa Migos)
アメリカの有名俳優であるジョージ・クルーニー氏が、友人のランディ・ガーバー氏(ランディ・ガーバー氏はモデル女優のシンディ・クロフォードの夫で、高級バーやクラブを運営する実業家。)と共同で立ち上げたオリジナルテキーラブランド。
USC(アルティメットスピリッツチャレンジ)では90点を獲得した評判の1本。テキーラオブザイヤー2013」においては、ブランコが同部門金賞&レポサドが同部門銅賞を獲得し、ダブル受賞の快挙を現実のものとした本物。
ロスアルトス地方らしく、甘味の強いまろやかなテキーラです。

◆コッツウォルズ・ジン◆ (Cotswolds)
スモールバッチでつくられるロンドン・ドライタイプのジンで、ウィート(小麦)スピリッツと9つのボタニカルを使用。
製造方法が特殊で、2段階に分けてボタニカルを使用します。高品質のウィートスピリッツに、ベースとなる3種のボタニカル、ジュニパー、コリアンダー、アンジェリカを一晩(約12時間)浸漬後蒸溜、この蒸溜の際にコッツウォルズ地方名産のラベンダーを含む残り6種のボタニカルを蒸溜器のバスケットに入れて蒸気のみを通してエキスを抽出します。香りは爽快なグレープフルーツ、コリアンダー、そしてジュニパーが広がります。口に含むと爽やかなジュニパー、シトラスと続き、アフターにラベンダーがほんのりと広がります。

◆バーンズ・ネクター・シングルモルト◆ (Burns Nector)
2015年に日本初上陸、好評のうちに完売・販売終了となってしまったバーンズネクターのセカンドバッチ。
コンセプトはすべてが謎に包まれた「ミステリアスモルト」という事で、詳しいスペックは極秘。
マクダフ蒸留所の原酒である。アラン蒸留所のものである。グレンウィヴィス蒸留所のものである。等、様々な推測もありつつ、どれも事実ではないらしく、分かっているのはハイランド地区の1蒸溜所のシングルモルト原酒のみを使用し、数種類の 年数をヴァッティングしているという事のみ。
マニアックな情報はともかく、比較的スムースでライトな味わいに仕上がっていますので、恐らくどなたでも受け付け易いウイスキーかと思われます。

◆アブサン・セントネール◆ (Absinthe de Centenaire)
フランスでアブサンが禁止された1915年から100年が経過した記念として、2015年にポール・デヴォワール社が 発表したニューレシピのアブサン。
蒸留所の敷地で育った、非常に個性ある、多種多様なワームウッドを調合。
秘伝レシピのため、原材料のハーブ全てを明かされてはいないものの、ニガヨモギ、オウシュウヨモギ、ポンティカヨモギ、ヒソップ、アンゼリカ、レモンバーム、フェンネルなど、すべて地元で栽培されたものが原材料として採用されているとの事。
セントネールは、フローラルでハーバルなアロマをもち、爽やかさが最大の特徴です。

The Bar Hideout Martini ~ザ・バー・ハイドアウト・マティーニ~

〒211-0025 神奈川県川崎市中原区木月3-8-17 TS店舗2F
東急東横線 元住吉駅西口より徒歩5分
TEL:044-820-6956
※営業中はお電話に出る事が出来ない場合がございます。
営業時間:(月~木)20:00~02:00
(金~日)18:00~02:00
定休日:不定休
公式ホームページ:http://hideout-martini.com/

クラフトジン【セイクレッド・オーガニックジン・10倍ジュニパー】

クラフトジン

いらっしゃいませ。川崎は元住吉のスピークイージー、『ザ・バー・ハイドアウトマティーニ』からクラフトジンの紹介です。

◆セイクレッド・オーガニックジン・10倍ジュニパー◆ (Sacred Organic Gin 10 × Juniper)

セイクレッド スピリッツ社は2009年、ノースロンドン郊外にイアン・ハートが創業しました。蒸溜を行っている場所は、工場ではなく彼の“自宅”で、ロンドンで数少ない蒸溜所のひとつです。社名のセイクレッドは、ボタニカルのひとつであるイエスへの贈り物として新約聖書に登場する香木、乳香(Boswellia Sacra)に由来。
通常の「セイクレッド オーガニックジン」に比べ、ジュニパーベリーの量を10倍使用し、香り・味わいともにジュニパーベリーのビッグなフレーバーが溢れ出たジン。
また使用するボタニカル11種はすべて、オーガニックのものを使用。
森林浴をしているようなワイルドなジュニパーにシトラスが重なり合った薫り。
複雑に広がります。口に含んだ瞬間に想像以上のジュニパーが波のように押し寄せ、オレンジ、ピンクグレープフルーツ、カルダモンにリコリスといったボタニカル達が広がり、ドライに切れ上がります。
是非お試しを。

The Bar Hideout Martini ~ザ・バー・ハイドアウト・マティーニ~

〒211-0025 神奈川県川崎市中原区木月3-8-17 TS店舗2F
東急東横線 元住吉駅西口より徒歩5分
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※営業中はお電話に出る事が出来ない場合がございます。
営業時間:(月~木)20:00~02:00
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定休日:不定休
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バーモンジー・トニック・ウォーター

いらっしゃいませ。川崎、元住吉のスピークイージー、『ザ・バー・ハイドアウトマティーニ』からトニック・ウォーターの紹介です。

◆バーモンジー・トニック・ウォーター◆(Bermondsey tonic water)

ロンドンのバーモンジーにあるジン専門バー「214 Bermondsey」で生まれたトニックウォーター。
http://www.214-bermondsey.co.uk/


オーナーのニック・クリスピーニとバーマネージャーのローレンス・メイソンは、数多くのジンを扱う中で、ジンの個性を本当に活かしきれるトニックウォーターがないため自分たちでつくることを決意。試行錯誤の末、シロップのような人工的な味わいではなく、キナの苦みの効いたバーモンジー トニックウォーターが誕生。
既存のトニックウォーターでは珍しく琥珀色をしており、透明ではない事に抵抗感を持つ人もおりますが、これは自然なキナの成分抽出によるもので味わいも実に特徴的。
キニーネの苦みが強く本来のトニックウォーターの個性が前に出る為ベースのジンを選びますが、ジュニパーベリーの辛さと併せたジントニック、ハーブ感を前面に出したジントニック、ジュネヴァを使ったジントニックなどでお勧めしております。
なお発売より一年程度ではあるものの、愛着ある本トニックウォーターは残念なことに今月一杯の賞味期限を持ち終売となります。
どこか正規輸入をするインポーターが入る事を切に願いつつ、今はある限りとなりますので早めにお試しください。

The Bar Hideout Martini ~ザ・バー・ハイドアウト・マティーニ~

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クラフトジン【ビエルセ・ジン・テーゼ&アンチテーゼ】

クラフトジン

いらっしゃいませ。川崎は元住吉のスピークイージー、『ザ・バー・ハイドアウトマティーニ』からクラフトジンの紹介です。

◆ビエルセ ジン テーゼ&アンチテーゼ◆ (Biercee Gin Thesis & Antithesis)

ベルギー産、ハンドクラフトジン。ホップ、ケシ、バニラ、ココア等をボタニカルに使用。
ボタニカルのキャラクターを生かす為、銅製のポットスチルで蒸溜。
ホップとフェンネルのアロマにクミンのスパイシーさ、ラベンダーの花のフローラルさが複雑な香りを造り出しています。
ワールドジンアワードで賞を修めつつも、日本では安定供給されていないのが残念ですが、今このタイミングでしか味わえないのもまた醍醐味の一つかも知れませんので、是非お試しを。

 

The Bar Hideout Martini ~ザ・バー・ハイドアウト・マティーニ~

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ジュネヴァ【デ・ボルゲン・ホランドジン】

ホランドジン

いらっしゃいませ。川崎は元住吉のスピークイージー、『ザ・バー・ハイドアウトマティーニ』からジュネヴァの紹介です。

◆デ・ボルゲン ホランドジン◆ (De Borgen Holland gin)

クラシックカクテルブックには頻繁にその名前が出てきたものの、現代では恐らく世界で最も忘れ去られたスピリッツと言われる『ホランドジン』。
17年熟成のモルトワインに、19世紀にホランドジンに使用されたハーブと、現代のオランダ産ハーブを加えて蒸溜。
また、アブサンに使用される『ニガヨモギ』も使用されている為、フルボディにしてアロマティックな味わい。
ストレート、ロックの他、古めかしい味わいのクラシックカクテルなども試してみてはいかがでしょう。

The Bar Hideout Martini ~ザ・バー・ハイドアウト・マティーニ~

〒211-0025 神奈川県川崎市中原区木月3-8-17 TS店舗2F
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ジュネヴァ【ホーフハウト・レイカ・No45】

いらっしゃいませ。川崎は元住吉のスピークイージー、『ザ・バー・ハイドアウトマティーニ』からジュネヴァの紹介です。

◆ホーフハウト・レイカ No45◆ (Hooghoudt Rijke)

ジンはネーデルラントで生まれました。
イギリスの発明品じゃあありません。
昨今のウイスキーブームやクラフトジンに遅れを取りましたが、今や巻き返しの時です。

ジンの元祖とも言われるオランダ産のジン『ジュネヴァ』。
古典的なジュネヴァは非熟成品ではウイスキーとウォッカの中間的な味わい。熟成品ではウイスキーを思わせる味わいが特徴ですが、オランダ北部の街、フローニンゲンにある1888年創業の『ホーフハウト蒸留所』からジュネヴァ界のニューモデルです。

バニラの甘い香り、カルダモンの爽やかな香り、リコリスの甘さ、アンジェリカのほろ苦さに、熟成モルトワインを加えた、古典的なジュネヴァに昨今のクラフトジンブームのニュアンスをプラスしたような造り。

ヨング(ヤング)ジュネヴァはモルトワインの含有比率も低く軽い味わいで、そのまま飲むには物足りないと感じる人もいるかも知れません。
ですが、熟成モルトワインを加えた余裕の味わい。ボリュームが違います。
是非お試しを。

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ジュネヴァ【ノールド・オード・ジュネヴァ 15年】

ジュネヴァ

いらっしゃいませ。川崎は元住吉のスピークイージー、『ザ・バー・ハイドアウトマティーニ』からジュネヴァの紹介です。

 

◆ノールド・オード・ジュネヴァ 15年◆ (Noord’s oude Genever)

ジンの元祖とも言われるオランダ産のジン『ジュネヴァ』。
ジントニックやマティーニを中心とした近代カクテルベースに使われる『ロンドン・ドライ・ジン』は原産地呼称が無く、様々な国で生産されているのに対し、『ジュネヴァ』はAOC原産地呼称で特定の生産地や原料、製法の指定があります。
『ノールド(ノールズ)』はオランダの老舗酒造メーカーで、ジュネヴァの他にもビターズやリキュールなども生産しており、品質重視の少量生産で有名な作り手。
穀物を糖化・発酵。ポットで蒸溜し、ジュニパーベリーを配合。ホワイトオーク樽で15年熟成。
モルトを多く使用し、ポットスチルで蒸溜され、樽で熟成している為、味はウイスキーに近い味わい。
是非お試しを。

 

The Bar Hideout Martini ~ザ・バー・ハイドアウト・マティーニ~

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(シュタイン・ヘーガー)シュリヒテ・シュタインヘーガー

シュタインヘーガー

いらっしゃいませ。川崎は元住吉のスピークイージー、『ザ・バー・ハイドアウトマティーニ』からドイツ式ジンのご紹介です。

◆シュリヒテ・シュタインヘーガー◆ (Schichte Steinhager)

ドイツ独特のスピリッツ「シュタインヘーガー」を世に送り出したメーカー「シュリヒテ」は最も有名なドイツ・ジンブランドのひとつ。
『シュタインヘーガー』は、西ドイツのヴェストファーレン地方のシュタインハーゲン村で造られている事に由来し、大麦を原料とし、イタリアのトスカーナ地方産のジュニパーベリー(杜松の実)と各種のスパイス類を加えて香料をつけたジンの一種です。

甘味のある芳香とまろやかな風味は所謂、キレと清涼感を持つロンドンドライジンとは異なるものがあり、ドイツではビールを飲む前や食後には消化を助ける目的で必ずシュリヒテを一杯を飲むことが習慣になっているそうです。

以前ブログに乗せたジュネヴァに近いイメージですが、ジュネヴァほど重くなく、ロンドンドライジンよりもまろやかな風味となっており、ジン好き(シュタインヘーガー好き)の人などは、フリーザーでキンキンに冷えたストレートで嗜まれるケースが多いようです。

ちなみに、別メーカーで『シンケン・ヘーガー』と言う銘柄のシュタインヘーガーがありますが、ドイツではジンのつまみにハムを併せるそうです。(*シンケン=ハム)
当店では自家製でラム肉をドイツ風の燻製生ハムに仕立てたものがありますので、併せてみてはいかがでしょうか。

 The Bar Hideout Martini ~ザ・バー・ハイドアウト・マティーニ~

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東急東横線 元住吉駅西口より徒歩5分
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ジンについて

いらっしゃいませ。川崎は元住吉のスピークイージー、『ザ・バー・ハイドアウトマティーニ』からジンの説明です。

マティーニやジントニックをはじめとするカクテルベースの定番として有名な『ロンドン・ドライ・ジン』。
ここで、『ロンドン・ドライ・ジン』と言うだけに、ジンの発祥や生産国がイギリスのロンドンだと思われる方も多いかと思います。
しかし主産地としてイギリスが多いものの、原産地呼称で統制されている訳ではなく、定義も一言で言うと『穀物など(*穀物以外でも良い)を原料とし、ジュニパーベリーの香りがついたスピリッツ』と言うだけなので、実は色々な国で様々な製法で作られており、現在は既存の大量生産型の『ドライ・ジン』から、小規模生産的に、国や地域ごとの特徴的なボタニカルを使用した『クラフト・ジン』が注目され始めています。

ジンについてはあまり体系的に説明がなされる事は少なく、11世紀にイタリアの修道士がジュニパーベリーを主体としたスピリッツを作っていた説などもありますが、現在も製品として残っているジンの種類について、説明をしてみようと思います。

⓵ジュネヴァ
17世紀にオランダで利尿薬用酒として作られ、それが嗜好品としても受け入れられたもの。ジンの原型。『オランダ・ジン』『ホランド・ジン』とも呼ばれています。大麦麦芽を主原料とした穀物などを糖化発酵し、ジュニパーベリーなどを漬け込み、単式蒸留。
2007年にAOCを獲得し、生産地や製法について統制されています。
ウォッカとウイスキーの中間的な特徴を持つスピリッツと形容される事もあり、重厚でまろやかな味わい。

⓶シュタイン・ヘーガー
ドイツで造られるジンの一種。ドイツ西部のシュタインハーゲンという町が、この酒の特産地であったことが名前の由来。
製法は、生のジュニパーベリーを醗酵、蒸溜したスピリッツと、トウモロコシと大麦麦芽を原料に醗酵、蒸溜したスピリッツを造り、この2つをブレンドし、再蒸溜したもの。
ジュネヴァとドライジンの中間的な味わいで、重厚すぎずスッキリしすぎない控えめな風味。

⓷オールド・トム・ジン
18世紀、イングランドで人気を博したジン。当時、ロンドンなどの大都市にスラム街が形成され、価格が安く度数が高いジンは低所得者の間に広まり、『ジン=労働者の酒』『ジン=不道徳の酒』と言ったマイナスイメージが盛んだった時代、イギリス政府はジンの流通をくい止めようと、ジンの製造に高い課税と厳しい免許制度を課したものの、結局アメリカの禁酒法の様に、飲酒シーンの地下化、ジンの密造を引き起こすこととなりました。
『オールド・トム・ジン』は当時、雑味の多かったジンに2%程度の糖分を加えた甘口のジンで、名前の由来は、一部のパブが公共の歩道の頭上に掲げていた、黒猫(「Old Tom」)に似た形の木製の看板に由来するものと言う説。その内容は、猫の前足の看板の下には金銭を中に入れる隙間と鉛管が設けられており、この管からパブの中にいるバーテンダーが注いだ、1ショットのジンが流れてくるようになっていたと言うもの。
19世紀以降、蒸留技術の進歩の過程で雑味の無い辛口なドライジンが主流になって以降はあまり使われなくなりましたが、現在ではカクテル『トム・コリンズ』のベースとして使うほか、クラシックカクテルの復刻として使用されるケースもあります。

⓸ドライ・ジン
19世紀半ば、蒸留技術の発達により飛躍的に雑味が無く度数の高いスピリッツを蒸留できるようになって以降、現在まで主流となっているジン。『ロンドン・ドライ・ジン』、『イングリッシュ・ジン』などとも呼ばれます。
ロンドンが主産地ではあるものの、原産地統制はされていないので、様々な国で作られています。

ちなみに最近ブームになりだしている『クラフト・ジン』については明確な定義は無く、簡単に言うと『少量生産的に造られたこだわりとオリジナリティの強いジン』と言えます。
クラシックなドライジンらしいジンと言うとジュニパーベリーに風味が強いものが主流でしたが、クラフトジンではジュニパーベリー以外の地域特性の強いボタニカルを前面に押し出しているケースが多いようで、特にクラフト・ジンにプレミアム・トニック・ウォーターを組み合わせた『ジン・トニック』は、薫りが籠るワイングラスの様なバルーン型のもので提供したり、ライムの代わりにオレンジスライスとクローブを加える等、スペインやイタリアを先駆けに世界的なブームになっています。

ブームだからどうと言う訳ではありませんが、ジンも多様であり、楽しみ方が増えるのは喜ばしい事と思いますので、興味を持った方は是非お試しください。

 The Bar Hideout Martini ~ザ・バー・ハイドアウト・マティーニ~

〒211-0025 神奈川県川崎市中原区木月3-8-17 TS店舗2F
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