モスコー・ミュール(クラシックver)


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いらっしゃいませ。川崎は元住吉のスピークイージー、『ザ・バー・ハイドアウトマティーニ』からスタンダード・カクテルのご紹介です。

◆ モスコー・ミュール (Moscow Mule)

ジン・トニック同様、恐らく誰もが知る有名なカクテル、モスコー・ミュール。このカクテルも有名過ぎるあまりジン・トニック同様、居酒屋でも何処でも飲めるものと誤解されるカクテルの一つと言えます。しかし、モスコー・ミュールと言う何処にでもあって誰もが知っているカクテルも、その真のレシピや歴史を知らない方が多いと言う事も事実。今回はその『モスコー・ミュール』をご紹介します。

モスコー・ミュールは1946年、ハリウッドのサンセット大通りに面したコックンブルと言うレストランで、オーナーのジャック・モーガンが考案し、銅製マグカップで売り出し、これをスミノフ・ウォッカの販売元であるヒューブライン社のジャック・マーチンがPRに利用した事で世界的に知られる様になったと言う説が有名。オリジナルは『ジンジャー・ビア』で割りますが、近年では入手が困難であったりする為、ジンジャー・エールで割るのが一般的になっています。『ミュール=mule』はラバの事で、後ろ足で蹴るクセがある為、強い酒にキックがあると言う意味で付けられたと言われています。

居酒屋やカジュアルバーなどでも良く見かけ、何処でも飲めるお馴染のモスコー・ミュールと言うと、概ねウォッカを甘口のジンジャーエールで割ってライムが飾ってあるジュース的なイメージをされる方も多いかと思われますが、BARで提供するモスコー・ミュールはホームメイドか仕入れるかしたジンジャー・ビアを使用したり、ジンジャー・エールを使いつつもウォッカの中に生姜を漬け込んだり、生の生姜を擦りおろしたりする事でスパイシー感を出して作るケースが多く、そうして造られるモスコー・ミュールは確実にアルコール飲料そのものとなります。

また容器の銅製のマグカップは熱伝導に優れ、冷えた液体の温度をキープする事が出来る為、長時間冷たい状態で召し上がる事が出来ます。

当店でお勧めしているモスコー・ミュールは2種類あり、今回はスタンダードに乗っ取り、スミノフ・ウォッカ(ブラック・ラベル)とフレッシュ・ライム、ジンジャー・ビアでお作りしたレシピとなります。

フレッシュ・ライムの酸味をしっかり利かせつつも、ウォッカの甘み、ジンジャー・ビアのスパイシーながらも優しい甘味を三位一体的に仕上げ、アルコール感も、トゲトゲしさを感じない様にお作りしております。

* スミノフ・ブラック・・・通常のスミノフは輸入品の穀物を原料としているのに対し、ブラックはロシア産の穀物のみを原料とし、その原料の風味を生かすために150年前から使われている銅製ポットスチルで造られる、少量生産バージョン。

 The Bar Hideout Martini ~ザ・バー・ハイドアウト・マティーニ~

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