ベル・ビュー・クリーク (樽生)


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いらっしゃいませ。川崎は元住吉のスピークイージー、『ザ・バー・ハイドアウトマティーニ』から樽生ベルギービールのご紹介です。

◆ ベル・ビュー・クリーク (Belle Vue Kriek)

ベルギーを代表する伝統的なビア・スタイルの『ランビック』にサクランボを加え、二次発酵をさせて造るクリーク・ランビック。ルビー色の甘酸っぱい味わいはカクテル感覚で、ビールが苦手な方にもお勧めの一杯です。                      そのままの状態で十分美味しいですが、カクテルにされたい方にはクリーク・ランビックをベースにした『シャンディ・ガフ』や、『グリュー・クリーク(ホット・ビール)』の他、自家製でクリーク・コーディアル(クリークで作ったシロップ)がありますので、チェリー・リキュールをクリーク・コーディアルにアレンジしたシンガポール・スリングもお勧めです。

* ランビック・・・精麦しない小麦(30%以上)を原料とし、ブリュッセル南西のパヨッテンラント地域のゼナ渓谷の野生酵母により自然発酵で作られるベルギーを代表する伝統的なビアスタイル。ホップは三年以上寝かされたものが使用され、一般的に知られるビールの苦みや爽快な香りは失われるが、微生物汚染を防止する意味で使用される。ランビックと言う名前の由来は諸説あるが、ランビック醸造の町『レンベーク』から来ていると言う説が有力。(Lembeek Lem=石灰土 Beek=小川はフランダース語で、Lime Creek=石灰の入り江を意味しているともいわれている)   

*ランビックの種類 

①ストレート・ランビック・・・乳白色で乳酸による酸味が強い。ワインと同じように、木樽で発酵、2年~3年程度の熟成を経る。長期熟成によりガスは抜け、乳酸発酵により糖度が下がり、酸味が強くなる。若いランビックと古いランビックをブレンドするという工程やフルーツを加えて二次発酵をすると言った工程は無く、無炭酸もしくは微弱程度で辛口のシードル、シャルドネを思わせる様な果実味がある。             

②グーズ・ランビック・・・2~3年熟成の古いランビックと1年未満の若いランビックをブレンドし、シャンパン型のボトルに詰めて瓶内で二次発酵を行ったもの(メトード・シャンプノワーズ)。発酵により自然にガス付けが行われる。グーズという名前の由来は英語の『Geyser=ギーザ』(間欠泉)ではないかとされており、二次発酵の圧力で栓を開けると泡が間欠泉のように噴き出してくるからとされている。ストレート・ランビック同様、辛口で酸味が強い。

③ファロ・ランビック・・・仕込の際に砂糖やカラメルを添加するスタイルを『ファロ』と呼ぶ。糖分を加える事により、本来酸味の強いランビックが甘味の要素が加わる。ストレート・ランビックを飲む際に、砂糖を加えマドラーで回して飲むと言った方法や出来たてのファロをすぐさま提供する場合以外で、瓶詰にする際は、仕込時には砂糖を加える事で二次発酵が始まらないように加熱処理がなされる。

④クリーク・ランビック・・・ランビックにさくらんぼを加えて果実の糖分により再発酵させて造られる。『クリーク』とはチェリーのフランダース語であるが、正確にはブラック・チェリーの事。伝統的製法では、ブリュッセル東北部のスハールベーク村のクリークを丸ごと使用したものが良いとされている。また、フルーツ・ランビックにはクリーク以外にもフランボワーズ、カシス、ペシェ(桃)と言ったものもある。

The Bar Hideout Martini ~ザ・バー・ハイドアウト・マティーニ~

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